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未来人 ー香川の未来がそこにあるー

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香川県の未来を切り拓く「人」に焦点をあて、取材しています。 各人が語る「理想の街」から、まちづくりのヒントを探る企画です。 創刊45年、発行部数46,000部のタウン情報誌「ナイ…
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#未来

文化をつなぐ責任 建築で変える未来

1952年に設立した総合建設業の富士建設(三豊市)は、「建築は文化なり」の言葉を大切にしてきた。同社は1970年、丸亀藩京極家の大名庭園として知られる中津万象園(丸亀市)の所有者となる。そこから12年の歳月をかけて修復作業を行い、1982年に庭園を公開。大名庭園を未来につなぐ、維持保全活動を担ってきた。同社代表取締役の真鍋有紀子さんは、その経験から「公益にお金を投じる文化が必要」と声を上げる。建築で地域を元気にすると志し、勇猛果敢に挑戦する真鍋さんに話を聞いた。  ▽本気で

挑戦できる環境をつくる ワクワクする東かがわ市へ

香川県の東端、約3万人が暮らす東かがわ市。130年の歴史をもつ手袋産業は、国内生産の約9割を担う。ハマチ養殖発祥の地で、晩秋には4キロ以上に育った「ひけた鰤(ぶり)」が各地に出荷される。 東かがわ市長の上村一郎さん(40)は、2019年4月の市長選で初当選を果たした。香川県の8市9町で一番若い首長だ。陸上自衛隊員、PR会社・広告代理店 、国会議員の秘書など異色の経歴を持つ。 まちづくりの基本理念に「誰もが知っている、ワクワクするまちへ」を掲げ、情報発信や市内外の企業との