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未来人 ー香川の未来がそこにあるー

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香川県の未来を切り拓く「人」に焦点をあて、取材しています。 各人が語る「理想の街」から、まちづくりのヒントを探る企画です。 創刊45年、発行部数46,000部のタウン情報誌「ナイ…
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#地方創生

つながりが生む変革の息吹 関わりしろが地域の魅力に

「こんぴらさん」の愛称で知られる金刀比羅宮(ことひらぐう)の門前町、香川県琴平町。江戸中期から盛んになった「こんぴら参り」などで、1988年には年間520万人の観光客が訪れた、県を代表する観光地だ。ただ、同年以降は減少傾向が続き、2019年は263万人。新型コロナウイルス感染拡大の影響で2020年は153万人となった。そのような中、同町を「誰もが何度も訪れる町に」と、こんぴら参りの趣と共に新たな魅力をつくり出すプロジェクトが民間主導ではじまった。その一つ、アーティストらが滞在

挑戦できる環境をつくる ワクワクする東かがわ市へ

香川県の東端、約3万人が暮らす東かがわ市。130年の歴史をもつ手袋産業は、国内生産の約9割を担う。ハマチ養殖発祥の地で、晩秋には4キロ以上に育った「ひけた鰤(ぶり)」が各地に出荷される。 東かがわ市長の上村一郎さん(40)は、2019年4月の市長選で初当選を果たした。香川県の8市9町で一番若い首長だ。陸上自衛隊員、PR会社・広告代理店 、国会議員の秘書など異色の経歴を持つ。 まちづくりの基本理念に「誰もが知っている、ワクワクするまちへ」を掲げ、情報発信や市内外の企業との