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大切なのは「何を残したいか」~あのノートは今
「買ったのはいいけど、そのノートを使い続けているんだろうか」
文具関連の発信を見ていて、そんなことを思った覚えはないでしょうか。
人はいくらでも気が変わりますし、どんなものにもいずれ飽きがきてしまうものです。
最後まで使えなかったノートや手帳は誰しもあるはずです。
筆者にも途中で辞めてしまった・使いきれなかったノートがありました。
一方で、当初の使い道をあれこれ変化させて、使い続けているノートも同時に存在します。
今回は過去記事で取り上げた3冊のノートをピックアップし、その後に迫ります。
①SUNNY LOG NOTE
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女性に人気の「SUNNY手帳」の姉妹品、「SUNNY LOG NOTE」。
面白いフォーマットと、SUNNYシリーズ特有の優しい色合いをした表紙が気になり、購入しました。
フォーマットは見開き4マスの日付フリー欄と、ハビットトラッカーの2種。
当初は社会復帰・読書・食事の記録に使っていました。
このノートは書く内容が定まらず、何度か試行錯誤をしています。
試行錯誤の痕跡
○断捨離記録
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・リサイクルショップやフリマアプリの売却記録
・ものを売った結果から学んだこと
・今後買わないもの
・フリマアプリの経験や情報
一時期このような記録をつけていました。
リアルな売却結果は戒めになります。
継続して断捨離をしている訳ではないため、まめに記録をつけることはなくなりました。
○気に入ったコーディネート
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SUNNY LOG NOTEは罫線が薄く、絵を描くのにも適しています。
ドット罫線になっている部分にコーディネートを描き、横の方眼罫スペースに詳細やコメントを記しました。
シチュエーションを書いておくと着回しに役立ちます。
ただ、こちらも長く続かず。また描いてもいいかもしれません。
○タロットリーディングの記録
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私事ですが、趣味でタロットリーディングを行っています。
テーマを決め、決まった形式に沿って占った際の結果を記録しています。
専門書によると、診断結果の記録はカードの読み取りの上達につながるそうです。
自分が行ったものだけでなく、親交のある方に見てもらった結果も書いています。
フォーマットがちょうどよく、現在はこの記録をメインに記しています。
一方、ハビットトラッカーのフォーマットは全く生かせていません。
月初に1ヵ月を占う方法があるので、試してみようかと考えています。
②モレスキン ホビット ポケットサイズ
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高級ノートの定番品、モレスキン。
映画「ホビット」とのコラボ商品を、言葉を記すノートとして長く使っています。
最初は語彙力を高めるために使っていました。
ふせんに調べたい単語を書いて貼りつけ、意味を調べてから書き加える、骨の折れる作業をしていました。
気長に使うと決めて
○小説の抜き書き
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小説を読んだ際、心に引っかかった部分にふせんを貼っておき、時間のあるときに書き写しています。
何せモレスキンのページ数が膨大なのと、実用書の抜き書きは別のノートで行っているため、なかなか進みません。
伸びきったゴムバンドと、ぼさぼさのしおり紐に触れながら気長に付き合うつもりです。
③スパイラルリングノート
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トラベラーズノートを販売している、トラベラーズカンパニーの商品「スパイラルリングノート」。
不定期で開催されるイベント「スパイラルリングノートバイキング」では、表紙と本文用紙、リングを自由に選び、その場でノートを作ることができます。
過去記事ではノートを作ってもらった様子をレポの一部で取り上げましたが、肝心の使い方を全く紹介していませんでした。
ライフログと貼りもので育ちました
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本文用紙によって内容を変えており、主にライフログと貼りもので構成しています。
残りページが少なくなり、断面も画像の通りです。
○ライフログ
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使い始めの頃は外出時の記録を手書きで残していました。
出先で撮った写真をもとにイラストを添え、感想をつらつら書いてあります。
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手書きだけでページを埋めるのがしんどくなり、一時期手つかずだったため、貼りものを混ぜることにしました。
さりげなくシールで飾ったり、Canonのミニフォトプリンター「iNSPiC」で出力した写真を添えたり……。
スパイラルリングノートのA5スリムサイズは、A4の紙を三つ折りにして貼るのにも最適です。
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こちらは「ちいかわ」のグッズを買った際の記録。
購入したメモ用紙やスタンプを使い、読み返したときも頬が緩むページになりました。
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展示を観に行った際の記録です。
チケットやポストカードを貼り、ショップカードはフォトコーナーで貼りつけ。
一言添えるだけで立派なログになります。
○ひたすら貼るページ
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クラフト紙のページをライフログに統一し、それ以外は用紙によってジャンルの異なる貼りものページにしています。
こちらはガチャガチャの記録や、キャラもの関係です。
特にガチャガチャに封入されている紙はラインナップを一覧することができるので、必ず貼っています。
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キャラもの以外は別の特殊紙のページに。
お菓子の包装、コースター、スタバのシール、通販のおまけと、無造作に貼るだけでページが華やぎます。
ちなみに、2024年8月6~7日に「スターバックス リザーブ®ロースタリー 東京」にてスパイラルリングノートバイキングが開催されるようです。
風合いのある紙が多数用意されており、スタンプも捺せるため、一味違うオリジナルノートを作りたい方におすすめです。
後継のノートは、ミドリの「ゆるログ」にします。
こちらはB6サイズなので、貼りものの様子をみて、使い切り次第スパイラルリングノートに戻そうか検討中です。
おわりに
今回は過去記事で紹介したノートの現在の使い方をお届けしました。
1冊のノートを使っていて、途中で内容が変わると居心地の悪さを感じるかもしれません。
そういった事態を避けるには、入れ替えが自由なバインダーやシステム手帳を使う手もあります。
しかし、どうしても合わない・熱が冷めてしまった場合は仕方ないとして、気に入ったノートは何とか使い道を見つけてあげたいものです。
ただ、無理に使い切ろうと意気込む必要はありません。
見映えを気にしても疲れてしまいます。
「何を残したいか」を大切に、試行錯誤していくうちに、自分らしいノートづくりができるはずです。
今後も「暮らしを照らす やさしい手帳のつかい方」や、文具の楽しみ方をお届けします。
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