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自作紹介

はじめてましての方に

こんにちは。神崎と申します。
趣味でファンタジー小説を書いていて、2025年5月11日の「文学フリマ東京40」に出店を考えています。

自作について文学フリマに出店しようと決めたのは自分の小説が書きあがったからなんですが、その作品について書いていこうと思います。


タイトルは「エイルと最後の竜」

30年くらい前に書き始めてから、ついこないだまで、ずっと「Legend of the Last dragon」というタイトルだったんです。直訳では「最後の竜の伝説」、略称「LL(エルエル)」。
長年使っていましたし、愛着があったのですが、英語のタイトルでは手に取ってもらいにくかろうということで、改題しました。
改題はずいぶん悩みましたね。
エルエルという略称をそのまま使えないかな、と足掻いてみたり。
数年寝かせて(寝かしすぎ)、結局、ふっと思いついた「エイルと最後の竜」がピッタリはまるなと思い、決めました。

心がけたのは以下のことでした。

  • 固有名詞を入れる(個性が出る)

  • 固有名詞だけにならないこと(覚えにくい)

  • あまり長すぎない(覚えにくい)

  • 主人公の名前を入れる(四人全部は無理だった)

  • 分かりやすいこと

  • 読み終わったあとにタイトルを見て、「ああ」と納得いくものにする(これが難しかった!)

  • (ジブリの法則で有名な)「〜の〜」もいいけど、とらわれすぎないこと

結果的には元のタイトルにあった「最後の竜」というのも入れることができたし、分かりやすくてとてもいいタイトルになったんじゃないかなと思います。

ジャンル

ファンタジーです。
ファンタジーというと二つに分かれるようです。うちのはハイ・ファンタジーですね。

  • ロー・ファンタジー:現実から転移したり転生したりする、あるいは現実の中にファンタジー要素が混じる

  • ハイ・ファンタジー:すべてファンタジーの世界で成立する。いわゆる異世界ファンタジー。

また、ファンタジーというと今は「ラノベ」が主流なのかなと思います。いわゆる「なろう系」とか。流行ってるんでしょうね。
うちのは多分、「児童文学」なんだろうと思います。「ホビットの冒険」あたりが近い雰囲気かな? 岩波書店、好きです(突然の告白)。

長さ

長編です。27万7000字ちょっとですね。
何度か改稿しているので、このエピソード入れようとか、こっち抜こうとか色々していて、30万超えたときもあったけど、なんとか28万以下に収められたってとこです。
上製本にするつもりですが、500ページくらいなりそうです。

あらすじ

平和な大国で、少年王子がいつも通り目を覚ますと、父王の弟が反乱を起こしていた、というところから始まります。
馴染みの騎士である、近衛隊の副隊長と一緒に城を脱出することになり、大司祭のおじいちゃんが古代の秘術で遠くへ転移させてくれます。
着いた先は田舎の村。そこには双子の兄妹が住んでいますが、この世界では双子というのはたいてい赤ん坊のころにどちらかが里子に出されるか殺されるかしてしまうので、一緒に育つのはとても珍しいです(二卵性のくせにめちゃくちゃ似ているというのは単なる設定ミスですがここだけの話にしておいてください)。
この二人の母親には「予見」の能力があり、予知夢を見ています。それに感化されたのか、二人も同じ夢を見ており、それは、恐ろしい竜に人々が襲われるというもの。予見というのは「必ず起こる未来」であると知っている母親は不安を隠せません。
ところが王子と騎士が村のはずれに現れてからというもの、夢はぱったりと見なくなります。これは運命だ、きっと彼らは竜を倒しに行く勇者なのだろうと双子は彼らと共に行くことを申し出ます。
「特に竜とか知らないけど?」と言う王子たちですが、「小間使いとして使ってやってもいい」とかなんとか。竜のことがなくても、閉鎖的な村を出たかった双子は、「王子ってこんななの?」と思いつつも一緒に行くことにします。
亡国の王子は城に戻れるのか。竜は世界を滅ぼすのか。四人の旅の行く末は運命の神クタールの手にゆだねられている。

……とまあ、こんな話です。

登場人物

  • エイル=エルラート=レフォア:大国レフォアの第二王子。のびのび育った甘ったれ世間知らず王子ですが、悲劇の少年でもあります。

  • シキ=ヴェルドー:レフォア騎士団の近衛隊である緑旗隊(りょっきたい)の副隊長。黒髪の長剣使い。真面目な性格です。

  • クリフ:サナミィ村の少年。双子の兄。狩人の息子で弓使いです。素直で大らか。ちょっとおっちょこちょい。

  • クレオ:サナミィ村の少女。双子の妹。明るく素直な性格だが、怒りっぽいのが玉に瑕。

こちらで読めます

個人サイトですべて公開していますので、良かったら冒頭部分だけでも読んでみてください。

小説投稿サイトエブリスタでも公開しています。

Pixv小説でも公開しています。

あなたが読んでくれたら、そして少しでも楽しんでくれたら、とても嬉しいです。

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神崎 旭@文学フリマ東京40出店します
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