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導かれるように、つくりあげていく 「稲とアガベ」代表 岡住 修兵さんインタビュー note ver.
terra note ver.
お酒を創る人の想いを伝えるフリーマガジンterra(テッラ)特集インタビューを再構築し、お伝えしていきます。ページ数の限られた誌面では伝えきれない、お酒を創る人の想いを伝えていきます。terra読者、読んだことがない方々、その両者のみなさまが楽しめる記事の構成になっております。
※寄付金を含めた金額設定にて、購入いただいた皆様へ
遅くなりましたが、本日、5,716円を日本赤十字社秋田県支部を大雨災害義援金として振込させていただきました(2024年2月6日)。
以上を持ちまして、寄付金を含めた販売価格から、通常の販売価格に変更させていただきます。
取材・文:大島 有貴
写真:古賀 親宗
秋田へ降り立つのは、この日、2度目でした。
梅雨の合間の晴れの日。飛行機が着陸すると滑走路には一面、背の高いたんぽぽが。その後、至る所に背の高いたんぽぽが咲き乱れていて、秋田はたんぽぽの街なのかも。なんて、個人的には思ったくらいです。
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7月に起きた秋田県豪雨災害。
県全域が被害に遭い、今回取材で訪れた男鹿市や秋田市内を含めた地域へ被害が広域に及びました。命が守られることは、もちろんだけども、住居や車が浸水してしまい、使えない。生活に必要な水が使えない。というのは、本当に大変です。小さな子供や高齢者の世帯は尚更大変な思いをされていると思いました。「何かできることはないか」と考えた時、まず私たちにできることは今回の特集の「稲とアガベ」さんの想いを伝えることが、とても大切だと感じたのです。
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1988年、福岡県北九州市生まれ。神戸大学経営学部卒業。2014年から新政酒造(秋田県秋田市)で酒造りを学び、2018年に退社。その後、どぶろく醸造場である木花之醸造所(東京都台東区)にて初代醸造長を務める。2021年、秋田県男鹿市にて「稲とアガベ醸造所」を立ち上げる。
たくさんの変数の中で、
理想の味を追い求めることが、酒造りの醍醐味
──「稲とブドウ」を昨年と今年のもの、飲み比べをさせてもらったのですが、だいぶ雰囲気が違ったので、面白いお酒だなと思いました。