#55 内化-外化-内化
アクティブラーニングには「内化-外化-内化」のプロセスが必要です。
正確には「アクティブラーニング型授業」です。
なぜなら、「アクティブラーニング」というのは、子どもの行う学習の一形態のことです。
授業を進めるのは教師です。
教師の目線から言えば、「アクティブラーニング型授業」を構想する必要があります。
「アクティブラーニング型授業」は教授学習の一形態のことです。
ではここから本題です。
まずは「内化」です。
聞いたり、読んだりすることで、情報を頭に取り入れます。
授業で言えば、導入部分で、課題に出会ったり、問いができたりする段階です。
はじめは「内化」のプロセスを踏みます。
次に「外化」です。
これは「書く」「話す」「発表する」などで、自分の考えを外に出す、他者に伝えることを通し、可視化することを言います。
知識や考えは頭の中に持っていても意味がありません。
それを他者に伝えて、初めて意味をなします。
アウトプットのことです。
すると、相手の反応が悪かったり、フィードバックをもらったり、新しい価値に気づかせてくれたり、新たな考えを創造したりすることができます。
だから「協働的学び」「対話的な学び」が大切と言われているのです。
一人で学んでいては、このプロセスを経験することができないからです
最後にもう一度、「内化」をします。
「外化」して得た自分の気づき、新しい発見や課題をもう一度、自分の中に落とし込みます。
内省と言ってもいいかもしれません。
これにより、次の学習につなげることができるのです。
この「内化-外化-内化」のプロセスを踏むことで、授業をアクティブラーニング型にすることができます。
ぜひ意識していきたいですね。では。