#1541 教師の出所を見極める
「子どもに任せる授業」「子ども主体の授業」が中心になると、教師の話す場面が限定される。
授業冒頭のインストラクションや終末の語りがその中心となり、子どもが活動しているときは個別支援が主な仕事となる。
したがって、子どもが活動しているときは、よほどのことがない限り、「全体に向かって話をする」という機会はないことになる。
つまり授業中は、「教師の出所」を見極める必要があるのだ。
その場の思い付きで子どもの活動を止めて、一斉指導をしてはいけない。
子どもたちの活動や思考を停止させてでも伝えたい価値があるときに、出る必要があるのだ。
子どものよい記述や発言、表現、様子を見取り、全体に価値づけたいときに出所を決める。
それほど「気」を遣わないといけないのである。
教師の出所を見極め、一斉指導をすべきときだけできる教師になっていきたい。
では。
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