#1828 援助要請と援助の仕方
教室には「教師」が一人しかいない。
そんな中で、全員の子どもに「学び」を成立させるためには、教師一人だけの力では足りない。
子どもたち一人ひとりが、困ったときに援助要請できることが重要だ。
困ったときの子どもの対応パターンとして、次の3種類が考えられる。
➀誰にも援助要請ができない子ども
②教師には援助要請ができる子ども
③学級の友達に援助要請ができる子ども
子どもたちには③の状態を目指してほしい。
そうすれば、自然と学び合いが生起するはずだ。
そのため、援助要請の価値や方法を繰り返し指導していくことが求められる。
さらに、援助要請を受けた子どもが、実際に援助する方法も教える必要がある。
・「問題の答え」を教えてはいけない
・「問題の解決方法」を教える
・問題解決に必要な「見方・考え方」を教える
このような事柄を具体的に教えていく。
特に3つ目の「見方・考え方を教える」という高度な助言ができる子どもを育てるようにしたい。
そうすることで、適切に友達の援助ができるようになっていく。
ぜひとも、援助要請と援助方法を指導するようにしていきたい。
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