#1575 とにかく仕組み化・システム化
学校教育の問題、学校運営の問題、学級経営の問題・・・。
上記のような様々な問題は、全て社会・学校・学級の「仕組み」「システム」の問題に起因している。
学校教育の問題は、社会の「仕組み」「システム」が原因である。
学校運営の問題は、学校の「仕組み」「システム」が原因である。
学級経営の問題は、学級の「仕組み」「システム」が原因である。
「同年齢集団による学級編成」「担任教員1人による個業化」「一斉授業の邁進」「時間割の強制」など、このような「仕組み」「システム」により、学校における様々な問題が出現している。
逆に、「異年齢集団による学級編成」「教科担任制やチーム担任制」「授業の個別化」「自由進度学習の保障」など、「仕組み」「システム」を根本から変えれば、学校における様々な問題が減少するはずである。
さらに、学級単位においても同じことが言える。
学級経営において様々な問題が生まれてしまうのは、その学級の「仕組み」「システム」が機能不全に陥っているからである。
「問題が出ては対処し、また別の問題が出ては対処し」を繰り返していても、埒が明かない。
重要なことは、目の前の個別の問題に対処することではない。
その問題が出現する原因を探り、根本から解決できるような「仕組み」「システム」を考えることである。
「仕組み」「システム」さえ整えることができれば、その問題だけでなく、他の問題も治めることができてしまう。
「仕組み」「システム」は「ルール」ではない。
なので、細かい内容をつくることではない。
複数の問題を包括的に解決しうる原理原則に近いものが望ましい。
そのような「仕組み」「システム」を、アップデートし続けることが求められる。
それにより、学級経営が安定する。
これは「学校運営」「学校教育」でも同じである。
担任である一教師には、学級経営のレベルでしか「仕組み」「システム」を考えることができない。
「学校運営」の問題を解決するためには、校長がリーダーシップを発揮し、「仕組み」「システム」を構築する必要がある。
また、「学校教育」全体の問題を解決するためには、国が「仕組み」「システム」を整える必要があるだろう。
ぜひ、このような「仕組み」「システム」という視点をもってもらいたい。
では。