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#1435 武器の調達と選定
教師には「武器」が必要である。
毎日の業務を乗り越えるための武器である。
初任の頃には、手持ちの武器が少ない。
なので、困難な場面に会っても対処できないことが多い。
しかし、徐々に経験を重ねていくことで、その武器を磨いていったり、別の新しい武器を手に入れたりすることができるようになる。
新しい武器があることで、目の前の困難を乗り越えていくことができるようになるのだ。
一方、私はこれまで、「読書」によって様々な武器を調達してきた。
自分は教師経験がまだ浅いので、経験の中からは武器を新調することができていない。
なので、「読書」をすることで、様々な種類の新しい武器を調達することができた。
それらが「読書メモ」という形で保存されている。
いわば「武器庫」のようなものである。
しかし、人間には手が2本しかない。
つまり、武器は同時に2本くらいまでしか持つことができない。
言い換えると、教師として日々の授業や業務で、無意識的に活用できる武器は限られているのだ。
よって、武器庫の中から、自分が持つべき武器を選定することが必要になる。
そうやって、選定された武器を携えて、日々格闘していくのである。
しかし、教師という仕事は激務である。
自分が選定した武器では、太刀打ちできないときがやってくる。
そんなときは、「この武器でいいのか?」「この武器の扱い方は正しいのか?」と内省する。
そして、武器庫の中を確認し、必要な武器と取り替えるのである。
そうやって、武器の選定・取り替えを繰り返しながら、日々の激務を乗り越えていくのである。
なので、武器庫の中身は豊富な方がよいのである。
武器の選択肢が少ないと、「つんで」しまう。
しかし、武器の選択肢が多ければ、対処の方法にバリエーションが生まれ、乗り越えられる確率が増す。
だから、読書をたくさんして、武器を増やしていくのである。
そして、読書メモをつけて、武器庫の中身を整理しておくのである。
整理しておかなければ、困ったときに取り替えることができない。
なので、武器庫の中身の整理も重要なのである。
今の私は、自分の持つ武器の限界を感じている。
これは、2学期が始まり、無意識的に手にしてしまった武器である。
今一度、「この武器でいいのか?」「この武器の扱い方は正しいのか?」と内省したい。
そして、武器庫の中身を点検し、必要な武器と取り替え、日々の業務に立ち向かっていきたい。
では。