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#1790 徐々に完成形に近づいていく

自分が思っている「自己」と、他者から見られている「自己」には乖離がある。

自分の脳に響いている「自分の声」は、他者の耳に届いている「自分の声」とはだいぶ異なる。

自分がしている「所作」も、他者から見られている「所作」と異なっている。

このような乖離現象は、「自分が映る動画」を見るとすぐにわかる。

なんか「違和感」がある。

だから、「気持ち悪い」と感じる。

しかし、このように自分が映る動画を繰り返し視聴することで、「乖離」「差」をフィードバックしてもらうことができる。

そして、「自分が思っている自己」と「他者から見られている自己」の乖離を意識的に埋めようと努力する。

動画が「フィードバック」の役割を果たし、「差」を映し出す。

そして、その「差」を埋めるべく、意識して自分の行動に改善を加えていく。

「もう少し、声を高くしてみよう」
「もう少し、感情を乗せてみよう」
「もう少し、笑顔で話してみよう」
「もう少し、ジェスチャーを加えてみよう」
「もう少し、姿勢を正してみよう」

このようなことを意識して、自己改善をしていくのだ。

これを繰り返すことで、「自分が思っている自己」と「他者から見られている自己」の乖離・差を徐々に埋めていくことができる。

「自分が思っている自己」は、そのときの「完成形」と見なすことができる。

しかし、それは「現実」ではない。

「他者から見られている自己」はだいぶ異なっているのだ。

だからこそ、自分が映る動画を繰り返し視聴し、フィードバックを得る。

そして、差を埋める努力を続ける。

これにより、徐々に「自分が思っている自己」つまり「完成形」に近づいていくことができるのだ。

しかし、この道のりに「終わり」は存在しない。

「完成形」になれる日は永遠にやってこない。

「差」を最小限に縮めることはできるが、完全に一致させることは不可能なのである。

それでもなお、「完成形」を目指し、意識して行動を改善していくのだ。

「声を高くする」
「感情を乗せる」
「笑顔で話す」
「ジェスチャーを加える」
「姿勢を正す」

毎日のちょっとした積み重ねが、自分を大きく変えていくのである。

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