#1426 熟達とは「同じことを繰り返せる力」ではない
「熟達」つまり「何かができるようになる」とは、違う文脈・条件下でも臨機応変に対応できるようになることである。
「同じことを繰り返しできるようになること」ではないのだ。
人が熟達していくためには、同じ文脈で同じことをアウトプットするだけでは足りない。
それだけではなく、様々な角度でアウトプットしていく必要があるのだ。
そのような「異なる文脈・条件下でのアウトプット」を積み重ねていくことで、どのような場面でも安定してパフォーマンスが発揮できるようになる。
まさに「臨機応変に対応できる」ようになるのである。
子どもの熟達を支援するためには、同じことを繰り返させるべきではない。
そうではなく、様々な文脈・条件・場面を用意し、異なる環境でも対応していけるようにするのである。
それを実現するのが「教科横断」なのである。
同じ教科だけでアウトプットを繰り返すのではなく、教科横断をしながら柔軟なアウトプットを積み重ねていくのである。
ぜひとも、このような視点をもって、カリキュラムを構想していきたい。
では。