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#1569 本や論文での学びについて
最近は教育書を読んでおらず、教育論文を読んで学んでいる。
「読みたい」と思えるような教育書があまりないのである。
その代わりに教育論文に手を出してみた。
教育論文にも、教育書とは違った「良さ」があることが分かった。
そこで今回は、教育書と教育論文での学びにおけるメリットとデメリットを整理していきたい。
1 ハウツー系の教育書
メリット
①書店に置いてあることが多い
②Amazonランキングで上位に入るので情報を得やすい
③手っ取り早くハウツーを真似することができる
④読み手が理解しやすい「本の構成」になっている
デメリット
①なかなか値段が高い
②ハウツーを真似しても、自分の実態に合わないことがある
③表紙やデザインなどの見栄えがよいので、どんどん興味をもってしまう
2 お堅い系の教育書(分厚い理論書や新書)
メリット
①ハウツーではなく、概念・原理原則・哲学を学ぶことができる
②新書であれば安価で手に入る
デメリット
①内容が難しいので読むのに時間がかかる
②分厚い理論書は高値で手が出にくい
3 教育論文
メリット
①ほぼ無料で入手できる(Google Scholar等)
②キーワード検索で自分の関心に合うものが手に入る
デメリット
①読むのに時間がかかる
②当たりハズレがある
③印刷をしない場合、PC画面が必要
以上が、教育書と教育論文で学ぶ際のメリットとデメリットである。
これを整理することで、最近ハウツー系の教育書を読みたくない(買いたくない)理由がわかった気がする。
それは「見栄え」のせいである。
有名な教育書出版会社は、読み手に書籍を購入してもらうために、表紙や構成デザインなどを見栄え良くつくっている。
読み手はこの「見栄え」に惹かれ、ついつい手を伸ばしてしまう。
しかし内容を読むと、ハウツーが羅列されているだけで、理論や本質が抜けていることが多い。
ハウツーを真似しても、一時的に効果はあるかもしれないが、長期的には効果が低い。
やはり、概念・原理原則・哲学を学ぶことが重要となる。
それにより、自己の実践を長期的に改善していくことができるのだ。
しかも、そのような学びを得られる「分厚い理論書」や「新書」は、表紙やデザインがシンプルであることが多い。
内容は難しいかもしれないが、自分の「観」を変容させてくれる良書であることが多いのだ。
以上、本や論文での学びについて考えたことを整理した。
今回の記事は以上である。
では。