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norinity1103
#386 「まとめ・表現」は発表ではない
探究のサイクルとして次の4ステップが示されている。
①課題の設定
②情報の収集
③整理・分析
④まとめ・表現
この「まとめ・表現」は、言葉どおり受け止めると、発表活動を想定することとなる。
ポスターやプレゼン、劇などの発表のことである。
しかしこの発表活動は、探究のゴール段階に位置付けられることが多いだろう。
したがって、探究のサイクルを回すために、「まとめ・表現」は次の「課題の設定」につながるものでなければならない。
もしそれが「発表」ならば、サイクルが回らず終わってしまう。
ここでいう「まとめ・表現」とは、前の「整理・分析」したこと受けて、話し合うことを指している。
そして話し合うことで、新たな疑問や課題が浮かび上がる。
これにより、「課題の設定」に戻ることができるのだ。
探究のサイクルを誤って認識してはいけない。
探究のサイクルが、細かく回るようなプロセスにしていかなければならないのである。
気をつけていきたい。
では。