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#386 「まとめ・表現」は発表ではない

探究のサイクルとして次の4ステップが示されている。

①課題の設定
②情報の収集
③整理・分析
④まとめ・表現

この「まとめ・表現」は、言葉どおり受け止めると、発表活動を想定することとなる。

ポスターやプレゼン、劇などの発表のことである。

しかしこの発表活動は、探究のゴール段階に位置付けられることが多いだろう。

したがって、探究のサイクルを回すために、「まとめ・表現」は次の「課題の設定」につながるものでなければならない。

もしそれが「発表」ならば、サイクルが回らず終わってしまう。

ここでいう「まとめ・表現」とは、前の「整理・分析」したこと受けて、話し合うことを指している。

そして話し合うことで、新たな疑問や課題が浮かび上がる。

これにより、「課題の設定」に戻ることができるのだ。

探究のサイクルを誤って認識してはいけない。

探究のサイクルが、細かく回るようなプロセスにしていかなければならないのである。

気をつけていきたい。

では。

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