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#1877 「問いかけ」を習慣にする

今回は、片山紀子氏が編著した『「問いかけ」の習慣』からの学びを整理する。


・問いかけの基本
➀現状を見つめられるようにする
「今の状況はどう?」「何があったの?」
②願望を表現できるようにする
「どうしたい?」「どうなりたい?」
③現状をメタ認知できるようにする
「現状を点数で表すと?」「この状況ってどう捉える?」
④自分達で解決策を考えられるようにする
「どうすればうまくいく?」「どうすればよりよくなる?」
⑤教師の用意した選択肢から選べるようにする
「どの方法を試してみたい?」「どれが一番役に立ちそう?」
⑥取り組むことを具体的に見つけられるようにする
「何から始める?」「すぐに始められそうなことは?」
⑦教師に援助を求められるようにする
「先生にできることはあるかな?」「何か手伝ってほしいことは?」
⑧一つのことをグッと深く考えられるようにする
「~って何?」「~って何のためにある?」

・学級開きのときの問いかけ
「どんなことを心がけたい?」「どんなことを大切にしたい?」

・意味のある学級目標にするための問いかけ
「学級目標って何の意味があるの?」「学級目標についてどう思う?」

・ケンカが起きたときの問いかけ
「どうしたの?」「どうしたい?」「どうすれば笑顔でいられる?」

・2学期や3学期の始めの問いかけ
「何をやるべきだと思う?」「チャレンジしたいことは?」

・子ども同士が聴き合える問いかけ
「もう一回言える人?」「今の話の大事なところは?」

・現在地を整理し、問題を焦点化し、見通しを立てる問いかけ
「わかるところ、解けないところは?」「これまでとの違いは?」
「どう考えたら解決できそう?」

・比較から考えを深める問いかけ
「これまでの問題と似ているところは?」「違いはどこ?」

・「主張・根拠・理由」を意識する問いかけ
「どの文からそう言える?」「どうしてそう考えたの?」
「それって本当にそうかな?」「~と考えたのはなぜ?」

・視点と視点をつなげる問いかけ
「~と言えば?」「~はどう変わる?」「~の立場では?」
「どんな場面で生かせそう?」

・具体と抽象を往還する問いかけ
「例えば?」「具体的に言うと?」「つまり?」
「一言で言うと?」「図や言葉にまとめると?」

・学びを言葉にする問いかけ
「特に頭を使ったところは?」「一番気をつけたところは?」
「特に考えたところは?」

・問い続ける子どもを育てる問いかけ
「それで?」「この部分はどう?」「もう少し詳しく言うと?」

・学習材と出合う場面の問いかけ
「何か気づくことはある?」「どんなことが心に残った?」

・課題設定の場面の問いかけ
「今までとどこが違う?」「どこが難しそう?」
「どうすれば解決できそう?」

・問いを立てる場面の問いかけ
「まだはっきりしていないことは?」「一番気になっていることは?」

・課題解決の場面の問いかけ
「分かっていること、分かっていないことは?」「どこで困っている?」
「みんなで一緒に考えたいことは?」

・個の発展を支える場面の問いかけ
「誰と話し合いたい?」「自分と似ていると思ったことは?」
「話し合う前の自分と今の自分を比べると?」

・ゆさぶる場面の問いかけ
「それって本当にそう?」

・振り返る場面の問いかけ
「今日の一番のポイントは?」「一番頭を使ったところは?」
「今日はどのように考えたらうまくいった?」
「振り返りをするとどんないいことがある?」
「振り返りを続けて変わったところは?」


以上が、書籍からの学びである。

今後、問いかけをする際に活用していきたい。

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