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#83 逆向き設計

授業をつくる際は、「まとめ」つまり「授業のゴール」を設定し、そのゴールに向けて「手立て」や「活動」を考えていく。

授業の頭からではなく、お尻からつくる。

逆向きに設計する。

これはよく言われている。

しかし1単位時間だけでなく、単元全体を構想する際も、「逆向き設計」を使う。

まずは単元のゴールを設定する。

単元の終わりの段階で、子どもがどんな状態になっていればいいか「目標」を決める。

この「目標」は子どもの姿レベルで、より明確である必要がある。

次は「評価」を決める。

これはパフォーマンス評価であることが求められる。

なぜならテストだけでは「思考力・判断力・表現力」や「学びに向かう力・人間性」を測ることができないからだ。

「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「学びに向かう力・人間性」をそれぞれ評価するためのパフォーマンス課題を設定する。

そしてそのゴールに向けて「指導」過程を考える。

どのような「問い」を立てればいいか。

どのような「活動」を進めればいいか。

各時間のまとめはどうすればいいか。

これらを考えていくことになる。

これが「逆向き設計」の単元構想である。

これをどんな教科でも活用できるのが理想である。

そして特に重要なのは「問い」である。

「問い」については今後また書いていきたい。では。

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