読書を生活に生かすゆる〜い方法
ラジオが好きです。
あと本も好きです。
今回このエッセイを通していいたいことは
「本はラジオみたいに読みましょう」
ということです。
なんだか読書に行き詰まった人の100人に1人くらいには参考になるかもしれません。
ストイックな人は読書が習慣です。(知らんけど)
読書から得た知識をいろんなことに活用したり。
読書で様々な発想を得たりしています。
経営者やビジネスの最前線で戦う人などなど、多くの成功者は読書をします。(知らんけど)
なので、読書はある意味ストイックな活動であるといえそうです。
もちろん、ストイックじゃない読書もあります。好きな小説を読むとか、スラムダンクを読んで安西先生僕もバスケがしたいですとなったりとか、ドラゴンボールを読んで、瞬間移動に想いをはせたりとかです。
そんな心豊かになる読書があることも知っています。
ただ、ここで書いている読書はそういったものとは違います。
例えば、ビジネスに活かすためにビジネス書を読むとか、人生をよりよく生きるために自己啓発本を読むとかの部類です。
さて、そんなストイックな読書ですが、やってみると、1つの壁にぶつかります。
「本の読み方がわからない・・・」
「本の内容をしっかりと頭に残しておくことが難しい」
「読書が日常生活に活かされている気がしない」
先ほど、壁は1つだと書きましたが、3つくらいに増えました。
自己啓発本やビジネス書を読むと、様々な情報が読者を襲います。
せっかく自己啓発したり、ビジネスに活かしたりしたいがために読んでいるので、ちくいちメモを取りながら読んだり、一字一句脳みそから漏らしてなるものかみたいな勢いで、般若みたいな顔して読んでみたりしています。
しかし結局、内容を忘れてしまったり。
書いてあること全てを実行しようと試みて、時間と我を失い、読書中以外も般若みたいな顔になったりします。
それではいけないような気がするし、読書があんまり面白くない状態に陥ってしまうんです。
そこで、読書というストイックな行為に挑めるように、何かゆるーい読書法みたいなもんはないだろうかと考えてみました。
さぁ、ゆるストイックの登場です。
「面白くない=続かない」がゆるストイックの方程式ですので、これはどげんかせんといかん。
東国原さんばりに、まっすぐ読書の方法と向き合ったのですが、なかなか答が出ません。(東国原さんが読書と真っ直ぐ向き合ってるか知らんけど)
さて、ここで少しだけ僕の話をしていいでしょうか?
「お前の話なんて誰も聞きたくねーよ」って感じかもしれませんが、今回はこの話をしないとなかなか結論に辿り着けそうにないので、少しだけお付き合いください。
僕はラジオが好きでよく寝る前とか、駅から家まで歩く間とかに聴いてます。
そして、聴き終わったあと、いつもそのラジオを振り返るんです。
これは別にそういうふうに自分に課しているとかではなくて、なんとなく振り返り、「あぁ、あの話はいい話だったな」とか、「あそこほっこりできて良かったな」とか「あのセリフは勉強になったなー」とか、勝手に脳みそが振り返りを行うんです。
癖みたいなもんですね。
ただ、冷静に考えてみると、好きで聞いていて、振り返りまでするラジオの内容って、本当に一部しか残っていない。
振り返りの際に出てきた、自分の印象に残ったところだけが、心の片隅に残っているような感じ。
何か作業をしながら聞いていることも多いので、余計にそうなのかもしれません。
今日のラジオはどんな話でしたか?順序立てて説明してください。なんて言われても絶対無理!ほとんどの内容は、聞き終わるころには頭から抜け落ちていて、残っているのは自分の心が動いた部分だけなんです。
でも、そのラジオが心の栄養になっていることは間違いないし、ふとした瞬間にその話を思い出して、あぁこんなことラジオで聞いたなって思うことがあったり、こないだ聞いた話がこんな場面に通じるのかって新たな発見があるんです。
そんなことを考えてみて、ふと思いつきました。
「読書もそれでええやないか」と。
別に無理して全ての内容をメモしたり、反芻したり、実行する必要はないんです。
読んでいく中で、自然と心に残ったことだけを学びにつなげられたらいいんじゃないかって。
これが僕のゆるストイックな読書法になりました。そして、これが意外にしっくりきています。
メモをとったり、般若になったりせずに、本を読んで、印象に残ったことだけをなんとなく日常生活の中に取り入れることにしてみたんです。
そしたらなんとなく、読書が日常生活に活かされているなって実感を伴うことが増えました。
たぶん、頭や心って、自分が今必要なことを理解していて、本を読む中で引っかかったり印象に残ったことっていうのは、そういう部分の答えだったり、ヒントだったりするんじゃないかなと思うんです。
だから意外にラジオ的に読書する方が、本の内容が役に立ったり、実生活にも生きてきたりするのかなと。
がんじがらめに、読書しすぎてもしょうがない。
印象に残った内容を、少し自分の生活で実践してみる。あとは捨てる!!くらいの勢いで楽しく分量を増やしていける方がいいのかもなというのが今回の提案です。
「ラジオみたいに読書する」ってのはそういう意味です。
自己啓発本だからとか、ビジネス書だからって、気張らずに肩の力を抜いて読書して、肩の力抜いてそれを生活に応用してみませんか?
ちなみに僕は、スラムダンクこそ、最高の自己啓発本だと思っています。安西先生、読書がしたいです。