【「HSPかもしれない…」病院行くべき?治療できるの?精神科と心療内科、どっち?
HSPかもしれない…病院に行くべき?
HSP(Highly Sensitive Person)とは、「非常に敏感な人」を意味しており、生まれ持った「気質」を表す心理学の言葉です。
病気や障害を表す医学的な診断名ではありません。
最近では、書籍やネット上のチェックリストによって、自分を「HSP」だと自己診断されている方も多いですが、それらには明確な根拠がないケースもあります。
一方で、自分がHSPであると認識して安心感を得たり、同じように悩む人の存在を励みにできたりするという価値もあると考えられます。
「HSP」には、どんな特徴があるの?
HSPの人は、脳の扁桃体(恐怖・不安などの感情に関わる部位)が過剰に働くことで、恐怖や不安を感じやすいと考えられています。
そのため、大きな音や光が苦手であったり、他人の気持ちに振り回されて人間関係に疲れやすかったりすると言われています。
ただし、こんな症状が出たら病院又はカウンセリングへ
夜、眠れない状態が2週間以上続いている
職場や学校に通えなくなった
1日中、気分が憂うつ
他人の言動に左右されやすく、極度に対人関係に疲れを感じている
家以外の場所では、常に緊張状態である
刺激から逃げたくなり、引きこもりたくなることがある
上記の症状に心当たりがある場合は、病院で相談してみましょう。
HSPの繊細な特性が原因で、疲れやストレスが蓄積することで、これらの症状が現れている可能性があります。
この状態を放置していると、本来持っている能力を仕事や日常生活で発揮できなくなり、「うつ病」「適応障害」「不安障害」などの病気につながる可能性があります。
症状がなくても、HSPの相談はできる?
最近では、HSPに特化した外来診療や、臨床心理士・公認心理士によるカウンセリングを行っている病院も増えています。
ただし、これらの対応はどこの病院でも受けられるわけではないので、事前に病院に問い合わせておくといいでしょう。
また、心理士、カウンセラー資格を持った専門家に相談するのもいいでしょう。
病院ではどんな治療をするの?
治療法① カウンセリング
うつ病や不安障害などの病的な要因がない場合は、カウンセリングを通して、自身の繊細な特性を知ったり、自分の強みを見つけたりしていきます。
特に、自己肯定感が低下しているために、生きづらさを感じている人を対象に行われることが多いです。
自分自身のことを見つめ直し、繊細な特性を受け入れることで、生活が送りやすくなるため、症状の緩和につながります。
治療法➁ 薬を使った治療
HSPによって、
過度な緊張・不安・不眠を生じている
「うつ病」などの病気を合併している
場合には、それらの症状を和らげる薬を使って治療します。
薬はあくまで補助的に使い、カウンセリングや心理療法も併せて行われることが多いです。
なお、薬を飲むことに不安を感じて、さらに不安感やうつ症状が現れる人もいます。
また、薬の副作用を感じることもあります。
カウンセリングは副作用がなく安全な面があります。
薬の処方は必ず副作用を確認しましょう。
HSPへの保険は適用される?
保険は適用されません。
自由診療の場合、薬を使う治療の費用は5千円~6千円前後であることが多いです。
※「うつ病」の治療として薬を使用する場合には、保険が適用されることもあります。
診察時の症状の伝え方
事前に回答を用意しておくと便利な質問を用意いたしました。
自分をHSPだと思うようになったキッカケ
どのような方法で、自分はHSPだと判断したのか
特に、どのような症状に悩んでいるか
症状が出始めた時期
どんな時に、症状が強くなるのか
食事や睡眠の状況について
これまでにかかったことがある病気の有無
喫煙・飲酒の状況について
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