夫婦喧嘩の境界線。
住職である夫がですね、
つい先日、左足の親指の先が時々痛むと言ったんです。
そこから私の脳がフル回転し始めたのです。
敬愛してやまない(と思っている)夫の身に痛風のかげが…!
そう。
夫は、ちょっと前に尿管結石発作を起こし血尿も出してるんです。
そしてね、
私、
愛する夫の足の痛みの辛さを自分ごとのように感じ…
ることもなく
(わぁ〜他にも結石あったらどうしよう。
そうなると夫は法務できるのか?
夫が法務できなくなったらお寺どうなるんだ?
私か?いや、まだ得度もしてないし月参りすら出来ないな。
てか、門徒さんの家分からんしそっからやな。
はっ!急にご葬儀入ったらどうしよう。
誰に頼めば良いんだ?!〇〇さんに頼むか…
仏事の時はどうしよう〜
わぁ〜納骨堂の契約の説明ちゃんと出来るようになっとかな… etc。
ヤバい!いなくなったら困る! )
そう、
こともあろうか夫不在により生じる
私が請け負うだろうことを次々と妄想していたのです。
そして出た言葉が…
「尿酸値測ってもらってきて。ついでに健康診断も!」
そして更には…
妄想劇場にかまけて夫への心配を微塵もしなかった(いえ、微塵くらいはしたよ、したかな)ことへの罪悪感の許しのために
「…私が困るから…」
とボソリと付け加えた。
夫の一大事だというのに
あぁ…もう、どこまでも自分のことしか考えてない私…
だが、その、
人の「自己中心性」を知っている夫との間では
それによる諍いは全く起きず、むしろ笑われた。
「そりゃそうだね(笑)」と。
「…話が早くて良かったわ。」と私。
こうやって仏教のおかげで我ら夫婦は、一つ喧嘩をせずに済んだのである。
あぁ、夫が僧侶で本当に良かった。
何の話ですかw
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