(前編)シール貼りのバイトに行ったら肉を捌けと言われた話
こんにちは、香取です。
今回は学生の頃体験したバイトの話をしたいと思います。私は当時いくつかのバイトを掛け持ちしていましたが、シフトが入らなかった日やすぐお金が欲しかった時などに週払いの派遣バイトをしていました。
私がよく行っていたのは倉庫や工場の軽作業で、ピッキングや検品、ライン作業などをしていました。時給はどこも950~980円くらいでしたが、ある日時給1500円程のバイトが目にとまりました。しかも内容はシール貼り!楽勝!!
仕事内容と時給の差に多少疑問はあったものの、作業場所が冷蔵庫内だったことと、他の仕事に比べて集合時間が早く不人気だから高くしてあるのかな?と楽観的に考え、その仕事に入ることにしました。
バイト当日、指定された集合場所に行くとマイクロバスが拾ってくれました。仕事場につくと着替えさせられ、さっそくシール貼りです。スーパーに並んでるようなパックのお肉に「〇〇豚。美味いよ」みたいなことが書かれたシールをひたすら貼っていきます。慣れない人がたまにビニールを突破ってしまい、派遣先のオッサンにめちゃくちゃ怒られてました。
この最悪な職場の空気のおかげで人が集まらないのが高時給の理由か...と納得し、オッサンに怯えつつもまだ稼いでもいない給料の使い道をウキウキ考えながら作業しておりました。
あっという間にお昼休憩。オッサンの罵倒さえ我慢すれば割のいい仕事なので「いいバイトみつけた♪♪」と呑気にコンビニおにぎりを頬ぼってました。
しかし午後から、事態は一変します。「シール貼りはもう終わったので、これから肉のパック詰めをしてもらう」と言われました。このときも呑気な私は「肉の重さを計ってトレイに入れるとか、肉が入ったトレイにビニールかけるとかかな?」と軽く考えていました。
案内された部屋にはいると、多数のデカい肉とデカい包丁が用意されており「コレを切り分けろ、どのくらいの大きさ、厚さにするかは各場所に担当者がいるから教われ」と言うのです。
しかし当時の香取は、ほぼ料理経験なし!普通の肉や野菜もまともに切れる自信が無いのに、ドデカい包丁なんか使ったら1本残らず指を落とす可能性もある...と思い、上記をそのままオッサンに伝えました。
香取の運命は...?
後半へ続きます
※多少のフェイクと記憶違いなどで、食品や精肉系の関係者には疑問に思う点があるかもしれません。話の大筋に関わるようなフェイクはありませんが、ご容赦下さい🙇♀️
後編↓
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