音楽独り言。(ROLLYにギターの弾き方聞いてみた。)
2007年、12月のお話。
2007年は、近くに巨大ショッピングモールが出来た年。今は更に増床し、常に人が溢れている。(現在は食料品売場のみ営業。)
そのモールの中にある楽器屋さんで、ヤマハ主宰の「アコギ de Rock in 岐阜」というイベントが行われた。
ゲストはROLLYさん(すかんち)。
※以下敬称略
https://www.rollynet.com/
秒で申し込んだ。
会場となる楽器店に行くと、チケット入手順に席が決まっていると言われた。
チケットを出すと、前から3列目。近い。
が、しかし。
最前列左側に190センチぐらいの男性と、右側には木下大サーカスのHIRO並の男性がみえて、ほとんど壁状態。
顔は見れなくてもいいから、指先がどうしても見たかった。(唯一しっかり見れたのは、ROLLYがギターを持ち上げて背中にまわし、後ろ向きに弾いていた時。)
事前にスタッフの説明を受け、ROLLYに質問があったら書いてと言われたので、「ギターを覚えるには教本でいいのか、それとも弾きまくれば自然と覚えられるのか、今まで一体どんな練習法をしてきたのか?」と書いておいた。
開場して間もなくROLLY登場。開始時刻17:00ぴったり。
「ど~も!よろしくお願いします!」
私の真横を通っていった。素晴らしくスリムでスタイルが良い。
今回はヤマハCPXシリーズを2タイプ別チューニングで用意して来てくれた。
生の音色は本当に素晴らしかった。
ギターを持ってマイクに向かった瞬間、オーラが出てきてアーティスト魂を見せ付けられた。
お客さんはROLLYのファンよりもギター通が明らかに多い。
ROLLYタジタジなくらいマニアックな会話で盛り上がる。ギターのピックの厚みとか、柔らかめのピックはこんな感じに使うとか、ROLLYが話そうと思っていたことを既に知ってる人も多かった。
前に出てギターを弾き、どこが悪いのか直接教えてもらったりしている人もいた。勇者だ。
Q&Aが始まり、なんと私の名前が呼ばれて質問に答えてくれた。
「寝る前にいっぱい練習すると起きてからちょっと上手くなってますので、是非やってみてください。」
私は中学生の時、父親のアコギを部屋からひっぱり出してこっそり弾いていた。が、ある日みつかってしまい叱られる!と思ったらアコギ教本なるものを買ってくれた。
「さくらさくら」から始まり、Fのコードでつまづく典型的なパターンで終了。
「女の人ってすぐにハイヒール履けました?最初足が痛くなかったですか?でも慣れたら履けますよね?Fも同じですよ。」
ROLLYは幼稚園の時にはすでに作曲していて、槙原敬之(いとこ)と大合唱してたそう。
そして音楽によって人を元気づけたり楽しい気持ちにする事ができるということに気付き、音楽を始めたのだとか。
Q&Aが異常な盛り上がりのため、予定通りの楽曲演奏が押しに押しまくり、スタッフが時間を気にしはじめた。
「ラスト一曲にしましょう!」
と言ったときにはすでに2時間が経過していた。
ROLLY「お店は何時まで開いてるんですか?」
スタッフ「ここは夜23時までです!」
ROLLY「なんだ!じゃあライブはこれからだぜ!!!」
誰もが良く知ってる曲をツェッペリン風アレンジにしたりして、大満足。手拍子も鳴りやまず、限定40人というなんとも贅沢なライブを満喫させてくれた。
「今度また岐阜に来たら聴きにきてね!」
というので行くよ~~!と皆が言うと
「実はあさってまた岐阜に来るんだよ。ギター教室の生徒さん限定でね。ふふふ~」
岐阜は世界モデルのギターを作っている所でもあるからか、ギター弾きやギター好きは多いのではなかろうか。ROLLYは岐阜のノリをたいそう気に入ってくれたみたいで、2時間半の大大サービスだった。
こんな田舎まで来てくれてありがとう。
楽しかったよ。
Top画像:CPX-15N(フォークからロックまで)
※昔書いた記事をnote用にリライトしています。