アート独り言。(小さな美術館)
今日は午前中撮影の仕事をし、夕方アポイントメントを取って極小美術館へ。
極小美術館は、岐阜県池田町にある美術館で、住宅街にひっそりと佇んでいる。
若手アーティストの発表の場をつくるべく、建てられた。
事前にアポイントメントを取らないと、入館することは出来ない。
今回は、昨年のアートフォーラムで撮影させていただいた、彫刻家の河西先生の個展を観るために伺った。
大変な時だけれど、一歩踏み出してほしい。そんなメッセージが込められた河西先生の力強い作品。
ノミあとが、凄かった・・・
何だか痛々しくもあった。
彫刻の為のドローイング。段ボールに激しいタッチで描かれていた。
河西先生の優しい人柄の中に込められた情熱か。
一方、女性の彫刻は、柔らかいタッチで彫られている。
抱き締めてくれるような、優しい表情。
河西先生の作品のタイトルは、だいたいが「ヒト」「オトコ」「オンナ」。
何かに当てはめることはなく、無限の想像力を感じる。
↑昨年撮らせていただいた映像。
河西先生が在籍されている大学の試験林と、作品倉庫。
河西先生の提案で、大きな木をチェーンソーで切る所を撮らせてもらった。
防音の為のイヤーマフと長靴を借りた。
どれでも好きなのを使ってください、と出された各種メーカーの虫除けスプレー。
フマキラーが強そうだったので借りた。
作品の力強さとは全く違う、優しい人柄。
大学に入って河西先生の作品を観て彫刻に転向された学生は数多い。
河西先生の影響を受けて絵画から彫刻に転向した一人の女性を今年は撮影させてもらった。
来月から始まる岐阜アートフォーラムにて公開予定。