茶花の生け方(茶花の入れ方)と薄板の使い方/籠花入れの生け方/投げ入れ 瓶花 生花/千利休の利休百首 茶道の基本 生け花入門

今日は床の間のお花/茶花の生け方(茶花の入れ方)と薄板の使い方について学びましょう!
利休百首とは千利休が茶道の精神、手前作法の心得などを初心の人にも分かりやすく百首の和歌にまとめたものです。

【利休百首 四十七首】余所などへ花をおくらば其花は開きすぎしはやらぬものなり
【解説 】満開のお花は、先方が花入にいけようとする頃には、花が萎れてすぐに役に立たなくなってしまう。贈るときには、これから楽しめる花、開花が楽しみなお花を贈りましょう。

【利休百首 八十八首】床の上に籠花入を置く時は薄板などはしかぬものなり
【解説 】受筒が花入れ・籠が薄板の役割をするため、籠花入は薄板を敷きません。

【動画目次】
00:00 イントロダクション
00:14 利休百首 四十七首
01:30 本日の花器と花卉(かき)
02:45 流紋焼きの花入れにいける(茶花の生け方)
04:10 ワンポイントアドバイス
05:20 利休百首 八十八首
06:51 籠花入れにいける(茶花の生け方)
09:06 エンディング

今回は茶道の時、床間(床)に飾る秋草を生けました。
茶事で床間(床)に飾るお花のことを茶花(ちゃばな)といいます。
お茶席では一期一会(いちごいちえ)のひとときを大切に、季節のお花を飾りましょう。

【前半】
■本日の花卉(かき)
ススキ(すすき)
スカシユリ(すかしゆり)
吾亦紅(われもこう)
女郎花(おみなえし)

■本日の花器(かき)
会津本郷焼きの花入
薄板 蛤板(はまぐりいた)

■ワンポイントアドバイス
バランスの取りやすいユリからいけます。
続いて、高さのあるススキ。
ワレモコウとオミナエシはあしらいとしてふんわりいけます。

■ひとことメモ
吾亦紅(われもこう)は(われまたくれない)と読みます。
つまり『私は赤いです。』という意味です。
赤茶色の吾亦紅ですが、漢字を読み解くとなんとも健気な主張をしているのでした。

【後半】
■本日の花卉(かき)
吾亦紅(われもこう)
ブバリア/ブバルディア ※ピンクのお花です。
ブルースター ※水色のお花です。

■本日の花器(かき)
籠花入(かごはないれ)

■ワンポイントアドバイス
ピンク色のお花 ブバリア(ブバルディア)を主にしました。
ワレモコウの軽やかな雰囲気と対比させて生けています。

■ひとことメモ
ブバリア(ブバルディア)の花は丁字の花に似ています。
細い管のようになっている先に花がつくので和名では「管丁字(かんちょうじ)」と呼ばれています。

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