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てらこやのひび ④
何年も前のことだけれど、自然食のお店をされている方がおっしゃっていたことを今年もまた、ときどき思い出す。
一言一句、正確に覚えているわけではないけれど
「自分は体に良いものを口に入れることに気を配っているけれど、世の中にはいろいろな人がいて、いろいろな事情を抱えている。そして、いろいろな考えがある。体に良いものを食べることが良いことであったとしても、世の中にはそんな余裕のない人も そんなことを気にしない人もいる。だからと言って、その人たちが悪い人でもなければ、不幸せなわけでもないー
そして・・・自分には抵抗があっても、
『あんなものや、そんなものを体に入れるなんて』と他の人を批判することは、『あなたのエゴだ』と友人に指摘されて、今ではいろいろな人の考えを尊重したいと思っている」
というようなお話だったと私は理解しているのだけれど、
この仕事も、20年以上もしていると、自分が正しいと思うことが、自分のエゴかもしれないと疑うことが仕事のようになってくる。
今、子どもたちを取り巻く環境には、私なら絶対しない、私なら、憤死すると思うことのいっぱいあるけれど、
「これだけが正しい」とか
「これだけが進むべき道」というものはなく
誰もが 日々自分と闘いながら、一日一日を過ごし、一歩一歩、歩を進めていることに思いを馳せる余裕を持って、彼らと接したいと思う。
そして、子どもたちの抱える問題は、多くが彼らの問題ではなく、周囲の大人の問題で、解決するのに大人たちの理解や協力を必要とする。
正しさよりまず、優しさと思いやりをもって子どもたちと接したいと思う。
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