4年ぶりの里帰り ③
4年ぶりの里帰りの2つ目の壁は、三重県の銀行での外貨の両替。
1つ目に訪れた銀行では、「海外でももはや現金は使われない傾向にあり、コロナ禍で需要が減ったので、両替は郵送のサービスで対応していて、銀行では直接の対応はしていない。」と言われ・・・2つ目に訪れた銀行でも同じことを聞いたあと、三重県で外貨の両替をしている銀行はもうないと告げられた。
そして、もしこれから海外へ行くことが元のように行われるようになったら、再開することはあるのかと尋ねると2つの銀行でそれぞれ
「採算が合わないので」
「リスクが大きいので」
もはや再開はあり得ないと、笑顔で(後者は鼻で笑いながら)言われ、もう私自身も笑うしかなかった。
それって、本当の原因は「コロナ」ではないと言っていないか?また、それは、両替を希望してやってきた客に銀行員が言ってしまって良いセリフなのか?と、疑問と憤りを感じて、やるせなくなった。
私自身は、どんなに電子マネーやクレジットカードなど現金以外が社会で使われるようになっても、友人たちに会いに行く旅行では立て替えてもらっているお金もあれば、結婚式に出席するためにお祝いを出したりもしたかったので、現金は必ず必要なものだった。
そして、アメリカに実際に行ってみると、テキサス州では、以前とあまり変わらず、友人たちは現金を使っていたし、ニューヨークでは、コロナ禍の影響で再び現金が使われるようになっていた。キャッシュフローと手数料などを考えて、現金以外の支払いに何パーセントか利用料が上乗せされるお店が多くなっているのだという。
何にしろ、旅行会社でも、銀行でも気になったのは、困っている客へのアドバイスはなく、自分たちは悪くない、仕方ないのだという主張を繰り返す店員(行員)たちの姿勢。出発直前に、ドバイ在住の友人に会ったのでその話をしたら、送付と空港での両替の方法以外に、現金を手に入れる方法を教えてくれた。出発直前だったので、今回は利用できなかったけれど、次、海外に行くときがあったら、利用したいと思っている。
そんなアドバイスを旅行会社や銀行で聞けなかったことが、なんだかがっかりだと思った。
つづく・・・
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