Teaching is Learning.

教えることは学ぶこと

子育て論やら教育論が巷にあふれているけれど、私には、この22年間「こうじゃないか」と仮説を立てて、検証し続ける事象はたくさんあっても、「かくあるべき」・・・なんていう教育論を語れるものはない。そして、この23年足らずの日々で思い知ったのは、父が口を酸っぱくして私に語っていた「教えることは学ぶこと」という言葉が意味することです。

「先生」という立場で子どもたちに「教える」仕事をしていると、勘違いしそうですが、私たちが子どもたちに教えること以上に、子どもたちから私たちが教わることのほうが多いのです。

一瞬　「何言うとんねん！（何やっとんねん！）」と思ったり、「はぃ？」「はぁ？」と聞き直したくなることがありますが、子どもたちの言うことやしていることは、的を得ているものや、また時代や、周囲の大人の在り方を色濃く反映しているものばかりです。

また、後になって・・・それは、数分のこともあれば、何年も経ってということもありますが・・・ジワリと響いてくる子どもたちのならではの観点があります。

その余韻に、心が沈むこともあれば、気持ちが沸き立つこともありますが、この仕事をしていると、老いが人より遅い気がするのは、、、学び続けることができるからかもしれないと思う今日この頃です。

写真は、毎朝のように通り、写真を撮る私のお気に入りスポットから見える景色です。