Small Talk ⑪
スーパーに行ってナスやピーマンを買いたくなると
夏だなぁ~という気がする。
そして、ナスを料理しながら、
私も大人になったな
と、思う。 笑
寺子屋の小学生の英語授業の初回で、生徒の前に 私も自己紹介をする。
その中で、好きなこと、嫌いなことの話をする。
私の好きなことは、
犬の散歩、犬と遊ぶこと、読書、ドラマや映画鑑賞などに加えて
生徒の宿題(課題)を考えることだと伝える。
そして、嫌いなことは
その一生懸命考えた宿題(課題)を生徒が忘れてくることだと付け加えるのを忘れない。 笑
そのときの生徒たちの反応で、彼らがきちんと聞いているかどうかがわかる。
最後に、嫌いな食べ物を3つ続ける。
嫌いな「グリンピース」と
アレルギーで食べることのできない「スイカ」と「メロン」
そう言うと、グリンピースが嫌いな生徒は
「ぼくも」「わたしも」と声を出してくれることが多い。
一方で、グリンピースが好き、もしくは嫌いではない生徒たちは
大概、
「子どもやな、先生」という顔をする。口に出す生徒もいる。
確かに、これだけは子どもの頃から克服できない。
味覚が子どものままと言われれば、それまでだ。
スイカやメロンはただただ、同情される。
どちらも昔は食べられたけれど、もともと好きではないので、私としては同情されることでもないのだけれど、、、。
そして、自己紹介は子どもたちの番になる。
私が、嫌いな食べ物に触れるので、ほとんどの生徒が嫌いな食べ物を教えてくれる。
子どもたちがまず先にあげる嫌いな食べ物に
「ナス」が1番多い気がする。
そして、「きのこ」ー
私も子どもの頃、あまり好きではなかった。
でも、今では、ナスとしいたけは、私の大好物だ。
大人になると味覚が鈍感になって、食べられるものが増えると、聞いたことがあるけれど、
それは、それで年をとって得をすることの1つのような気がしている。
そして、単純な私は
ナスがおいしいと思うたび、自分が大人になったなぁなんて思うのだ。
「しいたけ」は、私たちが子どもの頃は「干しシイタケ」が主流で生シイタケはあまりなかったと思うので、今と昔は少し事情が違うのかもしれないけれど・・・。