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募集という言葉

特に条件をつけずに広く一般から集めることー

募集ー

という言葉を、父が「寺子屋かめい」の前身である「かめい英語教室」で使わない方針を貫いていたので、寺子屋でも使わないことにしている。

寺子屋は、特に条件をつけずに、生徒を募ることをしない。

いろいろな条件とともに、ご案内をする。

だから、23年もの間続けてこられたと思っている。

いろいろと条件はつけるけれど、基本的に頼ってきてくれる生徒たちは拒まない。

2018年からストップしていた高校生の入塾をこの春から再開ー久しぶりに高校3年生を高校3年生になってから受け入れた。

昨年度の高校3年生が、

「理数科」という名の「特別進学クラス」がある県立高校に通う生徒が、外国語や国際系に進みたいけれど、学校は「外国語」や「国際系」の勉強は理系の学部でもできると、外国語学部や国際教養学部などのことは、あまり相談に乗ってもらえないみたいなので、この塾の話をしたら、行きたいといっているのだけれど・・・

と、話してくれたので、「君の紹介なら」と、受け入れた。

私たちの助けなど必要なかったのでは? と思うほど優秀な生徒で、すでに、第一志望の国際教養科に進学を決めている。

今年は中学3年生も中学3年生になってから受け入れた特別な学年度だ。彼の結果がでるのは、まだもう少し先だけれど、気が付けば、彼は、寺子屋の看板生徒になり、新しく入ってくる生徒たちを興味津々でチェックして、私に意見やコメントをくれたりしている。

この夏、学校で特別支援学級を勧められたのだけれど、と、相談を受けて、夏期講習から受け入れた小学生もいる。今も土曜日の学習事始めクラスで頑張ってくれている。

そして、学習事始めクラスで、中学受験を視野に入れて基礎を積み上げたいという小学2年生くんも、秋から月3回だった授業日数を月4回に変更しているしている。

基本的に、来るもの拒まず、また来てくれる生徒たちの要望にできる限り答えるーが寺子屋のスタンスだけれど、私たちはあくまでも「ご案内」するだけで、通うかどうか、通い続けるかどうかは、生徒や生徒のご家庭の選択だ。私たちは、いつも変わらず、できることを精一杯するだけで、この場所が必要だと思う生徒たちに来てほしい。そして、私たちは生徒たちが来る価値がある、所属していたいと思える環境を作る努力を続けたいと思っている。

そして、今年もご案内を続ける。募集ではなくー








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