なにかが、おかしい ①
先日、テストを翌週に控えた中学3年生が
「先生、どうしよう、公民が全然わからない。つながりがわからなくて、覚えられない」
と、言ってきたので、
「教科書、読んどる?」
と、聞くと
「読んでない。だって、教科書使ってないから。教科書からは出やんから。」
と、返ってきた。
また、出たな、教科書からは出ない、教科書使ってない主張・・・
と、内心思いながら・・・
「いや、授業で何を使っているか知らないけれど・・・教科書使ってなくても、内容は教科書も同じはず。まずは、つながりを理解して整理するために、教科書のテスト範囲の内容をしっかり読んで、ある程度理解したら、学校で使っている教材の内容も理解できるはずだから。読んでみたほうがいいよ。」
と、伝えると・・・
ほぅ、とちょっと納得した様子で授業の行われる教室に向かって階段を昇っていったけれど・・・
この20年以上の間、生徒から、社会や理科の教科書を学校の授業で使わないから、教科書を読まない、開けない・・・と言われることがあるのだけれど、その発想はいつ、どこからやってきたのだろうか。
そして、読んでも、開いてもいないのに、「出ない」って言いきれるのは、なぜだろう。
なにか、おかしいー子どもたちの勉強の仕方、思いつくままに、遭遇するままに、ときどき書こうと思っています。
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