学習塾ができること
寺子屋の目標
創設時に次のような5つの目標を立てました!
1.学校での学習を補う
1.学校ではできないことを助ける
1.子どもたちと外の世界のつながりをつくる
1.学校の成績を上げるだけではなく、「英語力」と「考える力」を養う
1.友情と向上心を培う
存在になること
2000年3月に「寺子屋かめい」を設立した当初には、「学校での学習を補う」や「学校ではできないことを助ける」というのは、英語が好きで、得意で、もっと力を伸ばしたい生徒や、逆に英語が苦手で、嫌いだという生徒たちの手助けをすることを念頭に置いていました。
「外の世界とつながりをつくる」、「英語力・考える力を養う」、「友情と向上心を培う」ことは、忘れられがちだけれど「異文化交流」は、わざわざ外国人を探したり、外国に出ていかなくても、いつも目の前で行われていて、それに気づいてもらうことから始めることが、外国語の可能性を広げ、興味を持てない生徒の興味を引き出したり、外国語への考え方が凝り固まっている人に少し変化がもたらすと私は信じていました。そして、それが日本の外国語教育に足らないものだと思ったのです。
でも、数年も経たないうちに、子どもたちに、まず日本語での教養のベースが足らないことに、気づき・・・迷走を始めます。日本人が外国語を習得し、きちんと使うためには、母語が大切で、母語での教養が土台にないと習得しても意味がないことを、できる限り多くの人にわかってもらうために大人のクラスも作ったり、学習事始めクラスをつくったり、公民館の講師を頼まれてみたりして、私は、私の英語塾を「総合英語塾」と呼ぶようになり、今や、「英語を中心とした学習塾」を名乗っています。 笑
そうこうしているうちに、高校生の悩み事相談教室になったり、大学生、高校生のくつろぎの場所になったり、不登校生が昼間来るようになったり、「四日市」を「やおや」と読む中学生や、九九のできない中学生が現れたり、授業中、歌い出す生徒がいたり、ずっとアニメのセリフを演じながら、授業を受けたりする生徒が集まってきて・・・気づいたら、友人には、「寺子屋じゃなくて、駆け込み寺?じゃないか」と聞かれ、生徒の親御さんには、「最後の砦」と言われ、卒業生には「塾じゃなくて、リハビリテーションセンターか、更生施設」と呼ばれるようになっていました。
つづく