寺子屋の取り組み紹介 ③
寺子屋には、いつも1割強くらいの市外からの生徒がいます。今、小学生は、3名ほど市外から来てもらっています。
その生徒たちの授業日は、土曜日ー学習事始めクラスと作文講座です。
その中のこの8月で学習事始め講座の3年目に入った小学4年生くん、この1年で大きく成長したなぁ~と感じています。市外の生徒は、送迎の問題もあるので、5年生くらいまでは土曜日、月3回で対応しています。
彼がこの1年で大きく成長した理由の1つが、昨年秋に入ってきた現小学2年生くん。マイペースで誰が相手でもあまり変わらない態度を見せる彼と仲良くなり、ときどき私たちに「君は何年生で、彼は何年生かわかってる?」と聞かれながらも、2人とも楽しく授業を受けているようです。
なかなか進まなかった英語の授業も、進むようになり、ときどき、お互いに暴言も吐きながらも、存在を受け入れて授業を受ける姿に、このところほっこりさせられています。
大人は、とかく「学年が違うと」だとか、「内容が簡単すぎる」だとか、逆に、「レベルが高い」だとか、いろいろと気にして、口に出してしまうけれど、多くの場合、それを言われなければ、子どもたちは気にせず受け入れて対応するーそんな姿に、考えさせられること、教えられることがたくさんあります。
2年生と4年生が同じクラス?と思われるかもしれないけれど、1年経って、2年生くんは、この秋から、中学受験も視野に入れながらの授業に変更になったので、違う教室で、算数と国語は授業を受け始めました。
英語だけはもともと今年に入って、4年生の子に合わせてしていたので、同じクラスで授業を受けてもらうことにしました。
先週の土曜日、初めて、国語の授業を違う教室で受けた小学2年生くんが、英語の時間に同じ教室に戻ってくると、それを待っていた小学4年生くんのお顔が、なんとも言えないくらいうれしそうで、同時に小学2年生くんもホッとした顔をしているのを見て、学年も違い、通っている学校も違うけれど、お互いを認め合い、2人は、楽しく授業を受けてくれているんだなぁと改めて感じました。
そして、一人で授業を受けている間の4年生くんの学習姿勢に、この2年間、私たちが伝え続けてきたことが少しずつ定着している様子が見られて、こうやって子どもたちは少しずつ先に進み、成長していくんだなぁと実感しました。
学習事始めクラス・・・私の中でもお気に入りの講座です。
いただいたサポートは、子どもたちの学ぶ環境づくりに使わせていただきます。よろしくお願いいたします<m(__)m>