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#41 【日本語教師】 板書計画侮るなかれ

養成講座で受講生の方に指導をするポイントの一つに「板書計画」があります。板書とは先生が黒板ないしはホワイトボードに授業の内容を書くことです。
私はこの「板書計画」をとても重要なポイントとして位置づけています。
「板書計画」は文字通り、板書の計画です。
授業の進め方は教案というシナリオが必要不可欠なのですが、この中に板書計画を入れてもらっています。このシナリオの中に「板書」を入れていただいていますが、どこで板書を入れるかはもちろんですが、板書の最終形態を作っていただくようにお伝えしています。当然レイアウトも重要です。
一つひとつの板書が最終的にどんな板書になるのかを教案の中に入れ込んで作成する必要があります。なぜなら、学習者がその板書をノートに取り復習に使うからです。
養成講座では初級から中級レベルの内容を教えます。初級では書くのが遅い学習者も少なくありません。それを考えたときに書いては消し、消しては書いてという作業は有効ではありません。必要なことを足していくのが大切です。教師が書く初めの一文字の位置で全体が決まってしまうといっても過言ではありません。でも書き過ぎは良くなく、必要な情報をまとめることが必要です。

でも、残念ながらこの板書を意識しない方が多いのが事実です。私が担当している養成講座ではここにかなり重きを置いて指導しています。
コロナを契機にオンライン授業へのウェイトが大きくなっている今、PPTのスライド作成はとても力が入るようになりました。その一方で板書がおざなりになっているのも否めません。板書とPPTは同じです。そこをもっと意識するようになれば授業もかなり変わってくることが期待できます。

板書にはいくつかポイントがあります。
ペン、チョ―クの持ち方、筆圧、文字のサイズ、行間の開け方、ルビのふり方、色の分け方。。。

先月の養成講座の模擬授業ではまさにこれ!
受講生が板書したものを基に、私がそれを活かしながらフィードバックしました。
上記のポイントが可視化でき、受講生の方からも「目から鱗でした」と言っていただきました。

主宰している「日本語教師寺子屋ひろみ塾」ではこの板書の講座も企画しています。

板書に悩んでいる方がいらっしゃったら、ぜひひろみ塾でお待ちしています。

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