#2 【日本語教師】 お宝はどこに?
前回の記事(息子の受験に思うこと)に、同じ中学3年生のお子様がいるお母様からメッセージをいただき、嬉しかったです。
これからも8が付く日に更新していきたいと思います。
今日は日本語教師のお話を。
日本語教師養成講座の授業の最初に『1週間の気になったこと』を何人かの受講生に発表していただくのですが、
受講生の方は決まって
「たいした話はないんですが…」
「こんな話をしてもおもしろくないと思いますが…」
などとおっしゃいますが、
いいえ!!!
そんなドラマティックな生活をしている人は多くはありません🤣
普通の生活がいいのです。むしろ、
毎日の生活の中にこそお宝がたくさんあります。
言葉は自分の気持ちや考えを表すツール、道具です。
遭遇する場面の中に必要な機能があります。
それが導入になるのです!
実際のところ、受講生の方から
政治家の発言で気になった言葉、スーパーの店内アナウンスの日本語、
歯医者さんの受付の人が発した違和感を持った日本語など。
出てくる出てくる!
お宝が出てくる!!
私のモットーは
共有 → 共感 → 納得
納得すれば説明は不要になります。
だからこそ、場面が重要なのです。
導入を考えるのは難しいというお声をよく聞きますが、その助けになるのが毎日の生活。
講座を重ねるごとに、受講生のみなさんは、耳のアンテナが立っていきます。今まで何も気に止まらなかったのが不思議だとおっしゃっていました。
事件は現場で起こっています😆
参考書には載っていない生きた場面設定がイメージできるように、毎日の生活を過ごしていただきたいです。
毎日の生活の中にお宝は落ちています。
ぜひ、日本語に耳をそば立て、敏感になってください。