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自己発信力を高める英文法。第80回「to不定詞⑥(to不定詞と動名詞)」(後半)
「みんなの英語道場8」から毎回5問出題します。各英文をSTEP1からSTEP3へと少しずつ難易度を上げながら学習します。最終的にはその英文を書ける・言えるようになるよう、よく理解し・音声を何度も聞き・繰り返し声に出しましょう。
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to不定詞⑥(後半C036~C040)
STEP1では、ごく基本的なことを確認します。まずは自分なりに問題の答えを考えてください。答え合わせはリスニングによって行います。音声の下の解答・解説などはその後で見てください。
C036 このことがきっかけとなって、私は医学の道を歩みたいと思うようになりました。
This led me pursue a career in medicine. (to 挿入)
<解答>
このことがきっかけとなって、私は医学の道を歩みたいと思うようになりました。
This led me ( to ) pursue a career in medicine.
<解説>
lead 人 to ~ は「人を~するに至らせる、人を~する気にさせる」という意味を表します。to の後には動詞の原形を用います。
<語句>
lead の活用は lead - led - led
pursue ~「~を追求する、~に従事する」
career「生涯の職業」
medicine「医学」
<補足>
① My passion for art led me to study graphic design.
「私は美術への情熱に駆られてグラフィックデザインを学びました」
② My passion for art led me to New York, where I studied graphic design.
「私は美術への情熱に駆られてニューヨークへ行き、そこでグラフィックデザインを学びました」
①は to不定詞(to+動詞の原形)を用いています。②の to は前置詞で、後に名詞句が続いています。to不定詞 には「未来指向性」があり、前置詞の to は「到達点を表す」と説明することがありますが、どちらも「向かう先を指し示す」という点では同じです。lead の基本的な意味は「~を導く」です。関係副詞の where の用法は B018 を参照してください。
C037 ひと休みするのはどうですか。
What do you say to ( take / taking ) a break? (選択)
<解答>
ひと休みするのはどうですか。
What do you say to ( taking ) a break?
<解説>
what do you say to ~ing? は「~するのはどうですか」という意味を表します(提案・勧誘)。この to は前置詞なので、後に名詞または動名詞を続けます。次の文は to の後に代名詞を続けた例ですが、意味がやや異なります。What do you say to that?「(意見を迫って)それってどう思う?」
<語句>
take a break「休憩する」
<類例>
when it comes to ~ は「~(すること)に関しては」という意味を表します。この to も前置詞なので、後に名詞や動名詞を続けます。
① I'm a complete novice when it comes to nails.
「ネイルに関しては、私はまったくの初心者です」
② Every little bit counts when it comes to saving energy.
「節電に関しては、小さな取り組みの積み重ねが重要です」
<語句>
novice「初心者」
bit「事柄の1つ」
count「重要である」(動詞)
C038 私は朝こんなに早いのは慣れていません。
I'm not used to ( be / being ) up this early. (選択)
<解答>
私は朝こんなに早いのは慣れていません。
I'm not used to ( being ) up this early.
<解説>
be used to ~ing は「~することに慣れている」という意味を表します。この to は前置詞なので、後に名詞・代名詞・動名詞を続けます。
<語句>
be up 「起きている」(状態を表す)
this early「こんなに早く」
<参考>
次の文は to の後に名詞句を続けた例です。
I am used to early mornings and late nights.
「私は朝早くて夜遅いのには慣れています」
<区別>
I used to hate reading, but now I don't. (B035)
「以前は読書が嫌いでしたが、今はそうではありません」
この used to は「以前は~したものだ、以前は~だった」という意味の助動詞なので、後に動詞の原形を続けます。
C039 将来何があるか分かりません。
There is no ( tell / telling ) what the future holds. (選択)
<解答>
将来何があるか分かりません。
There is no ( telling ) what the future holds.
<解説>
There is no ~ing は 「~することはできない」という意味を表します。
<語句>
tell ~「~が分かる」
what the future holds「将来何があるか」
<参考>
次の文は there is no の後に名詞を続けた例です。
There is no comparison between the two.
「その2つはまるで比較にならない(雲泥の差がある)」
comparison「比較、比較すること」
C040 このアルバムの歌はどれも聴く価値があります。
Every song on this album is worth ( listen / listening ) to. (選択)
<解答>
このアルバムの歌はどれも聴く価値があります。
Every song on this album is worth ( listening ) to.
<解説>
be worth ~ing は「~する価値がある」という意味を表します。worth は前置詞なので、後に名詞・代名詞・動名詞を続けます。
<語句>
every+単数形の名詞
「どの~も」(単数扱いなので述語動詞の is に注意)
<参考>
次の文は worth の後に名詞を続けた例です。
I think it's definitely worth a try.
「それは、絶対に試してみる価値があると思います」
The view was worth the effort.
「その景色は頑張(って登)るだけの価値がありました」
STEP2の英文は上の5問と同じですが、ほんの少し難しくします。STEP1でもSTEP2でも、英文をよく理解して、リスニングと音読を十分に行うことが大切です。
C036 このことがきっかけとなって、私は医学の道を歩みたいと思うようになりました。
This led ( ) ( ) pursue a career in medicine. (空所補充)
<解答>
このことがきっかけとなって、私は医学の道を歩みたいと思うようになりました。
This led ( me ) ( to ) pursue a career in medicine.
<解説>
lead 人 to ~ は「人を~するに至らせる、人を~する気にさせる」という意味を表します。to の後には動詞の原形を用います。
<語句>
lead の活用は lead - led - led
pursue ~「~を追求する、~に従事する」
career「生涯の職業」
medicine「医学」
<補足>
① My passion for art led me to study graphic design.
「私は美術への情熱に駆られてグラフィックデザインを学びました」
② My passion for art led me to New York, where I studied graphic design.
「私は美術への情熱に駆られてニューヨークへ行き、そこでグラフィックデザインを学びました」
①は to不定詞(to+動詞の原形)を用いています。②の to は前置詞で、後に名詞句が続いています。to不定詞 には「未来指向性」があり、前置詞の to は「到達点を表す」と説明することがありますが、どちらも「向かう先を指し示す」という点では同じです。lead の基本的な意味は「~を導く」です。関係副詞の where の用法は B018 を参照してください。
C037 ひと休みするのはどうですか。
What do you say ( ) ( ) a break? (空所補充)
<解答>
ひと休みするのはどうですか。
What do you say ( to ) ( taking ) a break?
<解説>
what do you say to ~ing? は「~するのはどうですか」という意味を表します(提案・勧誘)。この to は前置詞なので、後に名詞または動名詞を続けます。次の文は to の後に代名詞を続けた例ですが、意味がやや異なります。What do you say to that?「(意見を迫って)それってどう思う?」
<語句>
take a break「休憩する」
<類例>
when it comes to ~ は「~(すること)に関しては」という意味を表します。この to も前置詞なので、後に名詞や動名詞を続けます。
① I'm a complete novice when it comes to nails.
「ネイルに関しては、私はまったくの初心者です」
② Every little bit counts when it comes to saving energy.
「節電に関しては、小さな取り組みの積み重ねが重要です」
<語句>
novice「初心者」
bit「事柄の1つ」
count「重要である」(動詞)
C038 私は朝こんなに早いのは慣れていません。
I'm not used ( ) (b ) up this early. (空所補充)
<解答>
私は朝こんなに早いのは慣れていません。
I'm not used ( to ) ( being ) up this early.
<解説>
be used to ~ing は「~することに慣れている」という意味を表します。この to は前置詞なので、後に名詞・代名詞・動名詞を続けます。
<語句>
be up 「起きている」(状態を表す)
this early「こんなに早く」
<参考>
次の文は to の後に名詞句を続けた例です。
I am used to early mornings and late nights.
「私は朝早くて夜遅いのには慣れています」
<区別>
I used to hate reading, but now I don't. (B035)
「以前は読書が嫌いでしたが、今はそうではありません」
この used to は「以前は~したものだ、以前は~だった」という意味の助動詞なので、後に動詞の原形を続けます。
C039 将来何があるか分かりません。
There is ( ) (t ) what the future holds. (空所補充)
<解答>
将来何があるか分かりません。
There is ( no ) ( telling ) what the future holds.
<解説>
There is no ~ing は 「~することはできない」という意味を表します。
<語句>
tell ~「~が分かる」
what the future holds「将来何があるか」
<参考>
次の文は there is no の後に名詞を続けた例です。
There is no comparison between the two.
「その2つはまるで比較にならない(雲泥の差がある)」
comparison「比較、比較すること」
C040 このアルバムの歌はどれも聴く価値があります。
Every song on this album is ( ) ( ) to. (空所補充)
<解答>
このアルバムの歌はどれも聴く価値があります。
Every song on this album is ( worth ) ( listening ) to.
<解説>
be worth ~ing は「~する価値がある」という意味を表します。worth は前置詞なので、後に名詞・代名詞・動名詞を続けます。
<語句>
every+単数形の名詞
「どの~も」(単数扱いなので述語動詞の is に注意)
<参考>
次の文は worth の後に名詞を続けた例です。
I think it's definitely worth a try.
「それは、絶対に試してみる価値があると思います」
The view was worth the effort.
「その景色は頑張(って登)るだけの価値がありました」
STEP3では、さらに難易度を上げます。日本文を見たら即座に英文を書ける・言えるのが目標です。リスニングを十分に行い、内容を相手に伝えるつもりで音読をすると効果的です。
C036 このことがきっかけとなって、私は医学の道を歩みたいと思うようになりました。
This led ( ) ( ) pursue a ( ) in medicine. (空所補充)
<解答>
このことがきっかけとなって、私は医学の道を歩みたいと思うようになりました。
This led ( me ) ( to ) pursue a ( career ) in medicine.
<解説>
lead 人 to ~ は「人を~するに至らせる、人を~する気にさせる」という意味を表します。to の後には動詞の原形を用います。
<語句>
lead の活用は lead - led - led
pursue ~「~を追求する、~に従事する」
career「生涯の職業」
medicine「医学」
<補足>
① My passion for art led me to study graphic design.
「私は美術への情熱に駆られてグラフィックデザインを学びました」
② My passion for art led me to New York, where I studied graphic design.
「私は美術への情熱に駆られてニューヨークへ行き、そこでグラフィックデザインを学びました」
①は to不定詞(to+動詞の原形)を用いています。②の to は前置詞で、後に名詞句が続いています。to不定詞 には「未来指向性」があり、前置詞の to は「到達点を表す」と説明することがありますが、どちらも「向かう先を指し示す」という点では同じです。lead の基本的な意味は「~を導く」です。関係副詞の where の用法は B018 を参照してください。
C037 ひと休みするのはどうですか。
( ) do you say ( ) ( ) a break? (空所補充)
<解答>
ひと休みするのはどうですか。
( What ) do you say ( to ) ( taking ) a break?
<解説>
what do you say to ~ing? は「~するのはどうですか」という意味を表します(提案・勧誘)。この to は前置詞なので、後に名詞または動名詞を続けます。次の文は to の後に代名詞を続けた例ですが、意味がやや異なります。What do you say to that?「(意見を迫って)それってどう思う?」
<語句>
take a break「休憩する」
<類例>
when it comes to ~ は「~(すること)に関しては」という意味を表します。この to も前置詞なので、後に名詞や動名詞を続けます。
① I'm a complete novice when it comes to nails.
「ネイルに関しては、私はまったくの初心者です」
② Every little bit counts when it comes to saving energy.
「節電に関しては、小さな取り組みの積み重ねが重要です」
<語句>
novice「初心者」
bit「事柄の1つ」
count「重要である」(動詞)
C038 私は朝こんなに早いのは慣れていません。
I'm not used ( ) (b ) up ( ) early. (空所補充)
<解答>
私は朝こんなに早いのは慣れていません。
I'm not used ( to ) ( being ) up ( this ) early.
<解説>
be used to ~ing は「~することに慣れている」という意味を表します。この to は前置詞なので、後に名詞・代名詞・動名詞を続けます。
<語句>
be up 「起きている」(状態を表す)
this early「こんなに早く」
<参考>
次の文は to の後に名詞句を続けた例です。
I am used to early mornings and late nights.
「私は朝早くて夜遅いのには慣れています」
<区別>
I used to hate reading, but now I don't. (B035)
「以前は読書が嫌いでしたが、今はそうではありません」
この used to は「以前は~したものだ、以前は~だった」という意味の助動詞なので、後に動詞の原形を続けます。
C039 将来何があるか分かりません。
There is ( ) (t ) what the future ( ). (空所補充)
<解答>
将来何があるか分かりません。
There is ( no ) ( telling ) what the future ( holds ).
<解説>
There is no ~ing は 「~することはできない」という意味を表します。
<語句>
tell ~「~が分かる」
what the future holds「将来何があるか」
<参考>
次の文は there is no の後に名詞を続けた例です。
There is no comparison between the two.
「その2つはまるで比較にならない(雲泥の差がある)」
comparison「比較、比較すること」
C040 このアルバムの歌はどれも聴く価値があります。
Every song on this album is ( ) ( ) ( ). (空所補充)
<解答>
このアルバムの歌はどれも聴く価値があります。
Every song on this album is ( worth ) ( listening ) ( to ).
<解説>
be worth ~ing は「~する価値がある」という意味を表します。worth は前置詞なので、後に名詞・代名詞・動名詞を続けます。
<語句>
every+単数形の名詞
「どの~も」(単数扱いなので述語動詞の is に注意)
<参考>
次の文は worth の後に名詞を続けた例です。
I think it's definitely worth a try.
「それは、絶対に試してみる価値があると思います」
The view was worth the effort.
「その景色は頑張(って登)るだけの価値がありました」
<空所内の文字について>
空所内に文字が記されている場合は、正解が他にもあり得ることを示します。しかし、ここでは「みんなの英語道場8」の英文を学ぶことを目的とするため、左寄せの文字がある場合はその文字で始まる単語を正解とします。同様に、右寄せの文字がある場合はその文字で終わる単語を正解とします。