見出し画像

自己発信力を高める英文法。第82回「動名詞②」(後半)

「みんなの英語道場8」から毎回5問出題します。各英文をSTEP1からSTEP3へと少しずつ難易度を上げながら学習します。最終的にはその英文を書ける・言えるようになるよう、よく理解し・音声を何度も聞き・繰り返し声に出しましょう。

😃 英文法・英語構文編の詳細一覧
😃英熟語フレーズの目次はこちら

動名詞(後半C046~C050)

STEP1では、ごく基本的なことを確認します。まずは自分なりに問題の答えを考えてください。答え合わせはリスニングによって行います。音声の下の解答・解説などはその後で見てください。

C046 私は動物が動物園に入れておかれるなんてとても嫌です。
I hate the idea of being kept in zoos. (animals 挿入)





<解答>
私は動物が動物園に入れておかれるなんてとても嫌です。
I hate the idea of ( animals ) being kept in zoos.

<解説>
the idea of animals being kept in zoos は「動物が動物園に入れておかれるという考え」という意味を表します。animals は being kept in zoos の意味上の主語です。文の主語(私)と一致しない動名詞の意味上の主語は、名詞の場合には通例そのままの形で動名詞の前に置きます。

<語句>
hate the idea of ~「~するという考えがとても嫌」

<比較>
① I can't stand being told what to do.
「私は指図されるのが我慢ならない」
② I can't stand people chewing with their mouths open.
「私は人が口を開けてくちゃくちゃと物を食べるのが我慢ならない」

①では動名詞の意味上の主語(私)が文の主語(私)と一致するので、意味上の主語を動名詞の前に置く必要はありません。②では動名詞の意味上の主語(人)と文の主語(私)が異なるので、動名詞の前に意味上の主語 (people) を置きます。with の用法は B107, B108 を参照(open は形容詞)。



C047 やぁ、デイブ。返信が遅くなってごめんね。
Hi Dave, I'm sorry for responding sooner. (not 挿入)





<解答>
やぁ、デイブ。返信が遅くなってごめんね。
Hi Dave, I'm sorry for ( not ) responding sooner.

<解説>
not responding soonerは「もっと早く返信しないこと(しなかったこと)」という意味を表します。動名詞を否定する場合には not や never を動名詞の前に置きます。

<語句>
I'm sorry for not ~ing「~しなくてごめんなさい」
respond「応答する、返信する」

<類例>
The most common excuse for not exercising is lack of time.
運動をしない言い訳で最も多いのは「時間がない」です。



C048 私は生活の中に音楽が無いなんて考えられません。
I can't imagine having music in my life. (not 挿入)





<解答>
私は生活の中に音楽が無いなんて考えられません。
I can't imagine ( not ) having music in my life.

<解説>
not having music in my life は「生活に音楽が無いこと」という意味を表します。動名詞を否定する場合には not や never を動名詞の前に置きます。

<言換>
I can't imagine a life without music.
「音楽のない生活なんて考えられません」



C049 私には何か悪いことをしたという意識はありませんでした。
I was not aware of anything wrong. (do 変形して挿入)





<解答>
私には何か悪いことをしたという意識はありませんでした。
I was not aware of ( having done ) anything wrong.

<解説>
having done anything wrong は「何か悪いことをしたこと」という意味を表します。動名詞の完了形 (having+過去分詞) は述語動詞 (was) の表す時よりも前のことを表します。

<語句>
be aware of ~「~に気づいている、~を自覚している」

<比較>
① I remember going to Disney World when I was five.  (B057)
「私は5歳のときにディズニーワールドに行ったことを覚えています」
② Hi Dave, I'm sorry for not responding sooner.  (C047)
「やぁ、デイブ。返信が遅くなってごめんね」
③ I apologize for not having responded sooner.
「返信が遅れたことをお詫びします」

①②では動名詞が述語動詞の表す時(現在)より前のことであるのは常識的に分かるので、わざわざ動名詞の完了形を用いる必要はありません。②と③を比較すると、②が口語的な言い方であるのに対して、③はきちんとした言い方に感じられます(完了形の動名詞を用いているため)。



C050 私はそのプロジェクトに関わったことを誇りに思っています。
I am proud of part of the project. (be 変形して挿入)





<解答>
私はそのプロジェクトに関わったことを誇りに思っています。
I am proud of ( having been ) part of the project.

<解答>
having been part of the project は「そのプロジェクトに関わったこと」という意味を表します。動名詞の完了形(having+過去分詞)は述語動詞 (am) の表す時よりも前のことを表します。この文で having been の代わりに being を用いると「私は現在そのプロジェクトに関わっていることを誇りに思っています」という意味になります。

<語句>
be proud of ~「~を誇りに思う」
be part of ~「(事業など)に関わる、(組織など)の一員である」



STEP2の英文は上の5問と同じですが、ほんの少し難しくします。STEP1でもSTEP2でも、英文をよく理解して、リスニングと音読を十分に行うことが大切です。

C046 私は動物が動物園に入れておかれるなんてとても嫌です。
I hate the idea of (          ) (          ) kept in zoos. (空所補充)





<解答>
私は動物が動物園に入れておかれるなんてとても嫌です。
I hate the idea of ( animals ) ( being ) kept in zoos.

<解説>
the idea of animals being kept in zoos は「動物が動物園に入れておかれるという考え」という意味を表します。animals は being kept in zoos の意味上の主語です。文の主語(私)と一致しない動名詞の意味上の主語は、名詞の場合には通例そのままの形で動名詞の前に置きます。

<語句>
hate the idea of ~「~するという考えがとても嫌」

<比較>
① I can't stand being told what to do.
「私は指図されるのが我慢ならない」
② I can't stand people chewing with their mouths open.
「私は人が口を開けてくちゃくちゃと物を食べるのが我慢ならない」

①では動名詞の意味上の主語(私)が文の主語(私)と一致するので、意味上の主語を動名詞の前に置く必要はありません。②では動名詞の意味上の主語(人)と文の主語(私)が異なるので、動名詞の前に意味上の主語 (people) を置きます。with の用法は B107, B108 を参照(open は形容詞)。



C047 やぁ、デイブ。返信が遅くなってごめんね。
Hi Dave, I'm sorry (          ) (          ) responding sooner. (空所補充)





<解答>
やぁ、デイブ。返信が遅くなってごめんね。
Hi Dave, I'm sorry ( for ) ( not ) responding sooner.

<解説>
not responding soonerは「もっと早く返信しないこと(しなかったこと)」という意味を表します。動名詞を否定する場合には not や never を動名詞の前に置きます。

<語句>
I'm sorry for not ~ing「~しなくてごめんなさい」
respond「応答する、返信する」

<類例>
The most common excuse for not exercising is lack of time.
運動をしない言い訳で最も多いのは「時間がない」です。



C048 私は生活の中に音楽が無いなんて考えられません。
I can't imagine (          ) (          ) music in my life. (空所補充)





<解答>
私は生活の中に音楽が無いなんて考えられません。
I can't imagine ( not ) ( having ) music in my life.

<解説>
not having music in my life は「生活に音楽が無いこと」という意味を表します。動名詞を否定する場合には not や never を動名詞の前に置きます。

<言換>
I can't imagine a life without music.
「音楽のない生活なんて考えられません」



C049 私には何か悪いことをしたという意識はありませんでした。
I was not aware of (          ) (          ) anything wrong. (空所補充)





<解答>
私には何か悪いことをしたという意識はありませんでした。
I was not aware of ( having ) ( done ) anything wrong.

<解説>
having done anything wrong は「何か悪いことをしたこと」という意味を表します。動名詞の完了形 (having+過去分詞) は述語動詞 (was) の表す時よりも前のことを表します。

<語句>
be aware of ~「~に気づいている、~を自覚している」

<比較>
① I remember going to Disney World when I was five.  (B057)
「私は5歳のときにディズニーワールドに行ったことを覚えています」
② Hi Dave, I'm sorry for not responding sooner.  (C047)
「やぁ、デイブ。返信が遅くなってごめんね」
③ I apologize for not having responded sooner.
「返信が遅れたことをお詫びします」

①②では動名詞が述語動詞の表す時(現在)より前のことであるのは常識的に分かるので、わざわざ動名詞の完了形を用いる必要はありません。②と③を比較すると、②が口語的な言い方であるのに対して、③はきちんとした言い方に感じられます(完了形の動名詞を用いているため)。



C050 私はそのプロジェクトに関わったことを誇りに思っています。
I am proud of (          ) (          ) part of the project. (空所補充)





<解答>
私はそのプロジェクトに関わったことを誇りに思っています。
I am proud of ( having ) ( been ) part of the project.

<解答>
having been part of the project は「そのプロジェクトに関わったこと」という意味を表します。動名詞の完了形(having+過去分詞)は述語動詞 (am) の表す時よりも前のことを表します。この文で having been の代わりに being を用いると「私は現在そのプロジェクトに関わっていることを誇りに思っています」という意味になります。

<語句>
be proud of ~「~を誇りに思う」
be part of ~「(事業など)に関わる、(組織など)の一員である」



STEP3では、さらに難易度を上げます。日本文を見たら即座に英文を書ける・言えるのが目標です。リスニングを十分に行い、内容を相手に伝えるつもりで音読をすると効果的です。

C046 私は動物が動物園に入れておかれるなんてとても嫌です。
I hate the (          ) of (          ) (          ) kept in zoos. (空所補充)





<解答>
私は動物が動物園に入れておかれるなんてとても嫌です。
I hate the ( idea ) of ( animals ) ( being ) kept in zoos.
<解説>
the idea of animals being kept in zoos は「動物が動物園に入れておかれるという考え」という意味を表します。animals は being kept in zoos の意味上の主語です。文の主語(私)と一致しない動名詞の意味上の主語は、名詞の場合には通例そのままの形で動名詞の前に置きます。

<語句>
hate the idea of ~「~するという考えがとても嫌」

<比較>
① I can't stand being told what to do.
「私は指図されるのが我慢ならない」
② I can't stand people chewing with their mouths open.
「私は人が口を開けてくちゃくちゃと物を食べるのが我慢ならない」

①では動名詞の意味上の主語(私)が文の主語(私)と一致するので、意味上の主語を動名詞の前に置く必要はありません。②では動名詞の意味上の主語(人)と文の主語(私)が異なるので、動名詞の前に意味上の主語 (people) を置きます。with の用法は B107, B108 を参照(open は形容詞)。



C047 やぁ、デイブ。返信が遅くなってごめんね。
Hi Dave, I'm sorry (          ) (          ) responding (s         ). (空所補充)





<解答>
やぁ、デイブ。返信が遅くなってごめんね。
Hi Dave, I'm sorry ( for ) ( not ) responding ( sooner ).

<解説>
not responding soonerは「もっと早く返信しないこと(しなかったこと)」という意味を表します。動名詞を否定する場合には not や never を動名詞の前に置きます。

<語句>
I'm sorry for not ~ing「~しなくてごめんなさい」
respond「応答する、返信する」

<類例>
The most common excuse for not exercising is lack of time.
運動をしない言い訳で最も多いのは「時間がない」です。



C048 私は生活の中に音楽が無いなんて考えられません。
I can't imagine (          ) (          ) music (          ) my life. (空所補充)





<解答>
私は生活の中に音楽が無いなんて考えられません。
I can't imagine ( not ) ( having ) music ( in ) my life.

<解説>
not having music in my life は「生活に音楽が無いこと」という意味を表します。動名詞を否定する場合には not や never を動名詞の前に置きます。

<言換>
I can't imagine a life without music.
「音楽のない生活なんて考えられません」



C049 私には何か悪いことをしたという意識はありませんでした。
I was not aware of (          ) (          ) anything (          ). (空所補充)





<解答>
私には何か悪いことをしたという意識はありませんでした。
I was not aware of ( having ) ( done ) anything ( wrong ).

<解説>
having done anything wrong は「何か悪いことをしたこと」という意味を表します。動名詞の完了形 (having+過去分詞) は述語動詞 (was) の表す時よりも前のことを表します。

<語句>
be aware of ~「~に気づいている、~を自覚している」

<比較>
① I remember going to Disney World when I was five.  (B057)
「私は5歳のときにディズニーワールドに行ったことを覚えています」
② Hi Dave, I'm sorry for not responding sooner.  (C047)
「やぁ、デイブ。返信が遅くなってごめんね」
③ I apologize for not having responded sooner.
「返信が遅れたことをお詫びします」

①②では動名詞が述語動詞の表す時(現在)より前のことであるのは常識的に分かるので、わざわざ動名詞の完了形を用いる必要はありません。②と③を比較すると、②が口語的な言い方であるのに対して、③はきちんとした言い方に感じられます(完了形の動名詞を用いているため)。



C050 私はそのプロジェクトに関わったことを誇りに思っています。
I am proud of (          ) (          ) part (          ) the project. (空所補充)





<解答>
私はそのプロジェクトに関わったことを誇りに思っています。
I am proud of ( having ) ( been ) part ( of ) the project.

<解答>
having been part of the project は「そのプロジェクトに関わったこと」という意味を表します。動名詞の完了形(having+過去分詞)は述語動詞 (am) の表す時よりも前のことを表します。この文で having been の代わりに being を用いると「私は現在そのプロジェクトに関わっていることを誇りに思っています」という意味になります。

<語句>
be proud of ~「~を誇りに思う」
be part of ~「(事業など)に関わる、(組織など)の一員である」




<空所内の文字について>
空所内に文字が記されている場合は、正解が他にもあり得ることを示します。しかし、ここでは「みんなの英語道場8」の英文を学ぶことを目的とするため、左寄せの文字がある場合はその文字で始まる単語を正解とします。同様に、右寄せの文字がある場合はその文字で終わる単語を正解とします。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集