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自己発信力を高める英文法。第58回「分詞④(分詞構文)」(後半)

「みんなの英語道場8」から毎回5問出題します。各英文をSTEP1からSTEP3へと少しずつ難易度を上げながら学習します。最終的にはその英文を書ける・言えるようになるよう、よく理解し・音声を何度も聞き・繰り返し声に出しましょう。

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分詞④(分詞構文)(後半B106~B110)

STEP1では、ごく基本的なことを確認します。まずは自分なりに問題の答えを考えてください。答え合わせはリスニングによって行います。音声の下の解答・解説などはその後で見てください。

B106 電車は混んでいて、どの席も空いていませんでした。
The train was crowded, taken. (every seat 挿入)





<解答>
電車は混んでいて、どの席も空いていませんでした。
The train was crowded, ( every seat ) taken.

<解説>
every seat taken は「どの席も取られて」という意味です。このように分詞構文の意味上の主語 (every seat) が文の主語と異なる場合は、その主語を分詞の前に置きます(独立分詞構文)。独立分詞構文は簡潔性を求める特殊な表現方法なので、文学やフォーマルな文章で用います。

<参考>
① Sarah stepped onto the stage, her heart pounding.(現在分詞)
「サラはステージに上がり、心臓はドキドキしていた」
② They arrived at the summit, their clothes soaked.(過去分詞)
「彼らは山頂に到着し、服はびっしょりだった」

独立分詞構文を用いた文を読むときは、節(be動詞を補った形)が補足説明をしているかのように意味を捉えるとよいでしょう。
① her heart was pounding「心臓はドキドキしていた」(進行形)
② their clothes were soaked「服はびっしょりだった」(受動態)
pound「どきどきする」 soak「びしょ濡れにする」



B107 私は目を閉じてベッドに横になっていました。
I lay in bed my eyes closed. (with 挿入)





<解答>
私は目を閉じてベッドに横になっていました。
I lay in bed ( with ) my eyes closed.

<解説>
with one's eyes closed は「目が閉じている状態で」つまり「目を閉じて」という意味です。この形は「with + 独立分詞構文」と考えることができます。with により意味が幾分鮮明になるため、独立分詞構文ほどフォーマルな感じはありません。

<語句>
lie in bed「ベッドに横になる」
closed「閉じて」(形容詞)



B108 私は昨夜テレビをつけたまま眠ってしまいました。
I fell asleep the TV on last night. (with 挿入)





<解答>
私は昨夜テレビをつけたまま眠ってしまいました。
I fell asleep the ( with ) TV on last night.

<解説>
with the TV on は「テレビがオンの状態で」つまり「テレビをつけたまま」という意味です。この形は「with + 独立分詞構文」と考えることができます。with により意味が幾分鮮明になるため、独立分詞構文ほどフォーマルな感じはありません。

<語句>
fall asleep「眠り込む」
on「電源が入って」(副詞)※形容詞という見方もある

<類例>
① with tears rolling down one’s cheeks(現在分詞)
「頬に涙を流しながら」
② with one's arms folded across one's chest(過去分詞)
「腕組みをして(非協力的・傍観的態度を表す)」
③ with gas prices so high(形容詞)
「ガソリン価格がこんなに上がって」
④ with exams over(副詞)※形容詞という見方もある
「試験期間が終わり」
⑤ with temperatures below freezing(前置詞句)
「気温が氷点下になり」

これらの「with O C」は「OがCの状態で」という意味を表し、C には「現在分詞・過去分詞・形容詞・副詞・前置詞句」などを用います。



B109 私たちは素晴らしい眺めを楽しみながら、昼食をとりました。
We had lunch enjoying the great view. (while 挿入)





<解答>
私たちは素晴らしい眺めを楽しみながら、昼食をとりました。
We had lunch (while) enjoying the great view.

<解説>
while enjoying the great view は「素晴らしい眺めを楽しみながら」という意味です。分詞構文はもともと意味が漠然としているので、このように分詞の前に接続詞を置いて意味を明確にさせることがあります。ここでは、現在分詞の前に while を置くことによって「~しながら、~している間」という意味を明確に表しています。

<語句>
view「眺め、景色」

<参考>
while ~ing 「~しながら、~中に」は次のように用いることも可能です。
Texting while walking is dangerous.
「歩きながら携帯電話でメールを打つのは危険です」



B110 どうしたのかと尋ねられると、彼女はわっと泣き出しました。
Asked what was wrong, she burst into tears. (when 挿入)





<解答>
どうしたのかと尋ねられると、彼女はわっと泣き出しました。
( When ) asked what was wrong, she burst into tears.

<解説>
when asked what was wrong は「どうしたのかと尋ねられると」という意味です。分詞構文はもともと意味が漠然としているので、このように分詞の前に接続詞を置いて意味を明確にさせることがあります。ここでは、過去分詞の前に when を置くことによって「~されたとき、~されると」という意味を明確に表しています。

<語句>
What is wrong?「どうしたの?」
burst into tears「わっと泣き出す」



STEP2の英文は上の5問と同じですが、ほんの少し難しくします。STEP1でもSTEP2でも、英文をよく理解して、リスニングと音読を十分に行うことが大切です。

B106 電車は混んでいて、どの席も空いていませんでした。
The train was crowded, every seat. (take 変形して挿入)





<解答>
電車は混んでいて、どの席も空いていませんでした。
The train was crowded, every seat ( taken ).

<解説>
every seat taken は「どの席も取られて」という意味です。このように分詞構文の意味上の主語 (every seat) が文の主語と異なる場合は、その主語を分詞の前に置きます(独立分詞構文)。独立分詞構文は簡潔性を求める特殊な表現方法なので、文学やフォーマルな文章で用います。

<参考>
① Sarah stepped onto the stage, her heart pounding.(現在分詞)
「サラはステージに上がり、心臓はドキドキしていた」
② They arrived at the summit, their clothes soaked.(過去分詞)
「彼らは山頂に到着し、服はびっしょりだった」

独立分詞構文を用いた文を読むときは、節(be動詞を補った形)が補足説明をしているかのように意味を捉えるとよいでしょう。
① her heart was pounding「心臓はドキドキしていた」(進行形)
② their clothes were soaked「服はびっしょりだった」(受動態)
pound「どきどきする」 soak「びしょ濡れにする」



B107 私は目を閉じてベッドに横になっていました。
I lay in bed (          ) my eyes (          ). (空所補充)





<解答>
私は目を閉じてベッドに横になっていました。
I lay in bed ( with ) my eyes ( closed ).

<解説>
with one's eyes closed は「目が閉じている状態で」つまり「目を閉じて」という意味です。この形は「with + 独立分詞構文」と考えることができます。with により意味が幾分鮮明になるため、独立分詞構文ほどフォーマルな感じはありません。

<語句>
lie in bed「ベッドに横になる」
closed「閉じて」(形容詞)



B108 私は昨夜テレビをつけたまま眠ってしまいました。
I fell asleep (          ) the TV (          ) last night. (空所補充)





<解答>
私は昨夜テレビをつけたまま眠ってしまいました。
I fell asleep ( with ) the TV ( on ) last night.

<解説>
with the TV on は「テレビがオンの状態で」つまり「テレビをつけたまま」という意味です。この形は「with + 独立分詞構文」と考えることができます。with により意味が幾分鮮明になるため、独立分詞構文ほどフォーマルな感じはありません。

<語句>
fall asleep「眠り込む」
on「電源が入って」(副詞)※形容詞という見方もある

<類例>
① with tears rolling down one’s cheeks(現在分詞)
「頬に涙を流しながら」
② with one's arms folded across one's chest(過去分詞)
「腕組みをして(非協力的・傍観的態度を表す)」
③ with gas prices so high(形容詞)
「ガソリン価格がこんなに上がって」
④ with exams over(副詞)※形容詞という見方もある
「試験期間が終わり」
⑤ with temperatures below freezing(前置詞句)
「気温が氷点下になり」

これらの「with O C」は「OがCの状態で」という意味を表し、C には「現在分詞・過去分詞・形容詞・副詞・前置詞句」などを用います。



B109 私たちは素晴らしい眺めを楽しみながら、昼食をとりました。
We had lunch (          ) (          ) the great view. (空所補充)





<解答>
私たちは素晴らしい眺めを楽しみながら、昼食をとりました。
We had lunch ( while ) ( enjoying ) the great view.

<解説>
while enjoying the great view は「素晴らしい眺めを楽しみながら」という意味です。分詞構文はもともと意味が漠然としているので、このように分詞の前に接続詞を置いて意味を明確にさせることがあります。ここでは、現在分詞の前に while を置くことによって「~しながら、~している間」という意味を明確に表しています。

<語句>
view「眺め、景色」

<参考>
while ~ing 「~しながら、~中に」は次のように用いることも可能です。
Texting while walking is dangerous.
「歩きながら携帯電話でメールを打つのは危険です」



B110 どうしたのかと尋ねられると、彼女はわっと泣き出しました。
(          ) (          ) what was wrong, she burst into tears. (空所補充)





<解答>
どうしたのかと尋ねられると、彼女はわっと泣き出しました。
( When ) ( asked ) what was wrong, she burst into tears.

<解説>
when asked what was wrong は「どうしたのかと尋ねられると」という意味です。分詞構文はもともと意味が漠然としているので、このように分詞の前に接続詞を置いて意味を明確にさせることがあります。ここでは、過去分詞の前に when を置くことによって「~されたとき、~されると」という意味を明確に表しています。

<語句>
What is wrong?「どうしたの?」
burst into tears「わっと泣き出す」



STEP3では、さらに難易度を上げます。日本文を見たら即座に英文を書ける・言えるのが目標です。リスニングを十分に行い、内容を相手に伝えるつもりで音読をすると効果的です。

B106 電車は混んでいて、どの席も空いていませんでした。
The train was crowded, ( seat / every / taken ). (語順整序)





<解答>
電車は混んでいて、どの席も空いていませんでした。
The train was crowded, ( every seat taken ).

<解説>
every seat taken は「どの席も取られて」という意味です。このように分詞構文の意味上の主語 (every seat) が文の主語と異なる場合は、その主語を分詞の前に置きます(独立分詞構文)。独立分詞構文は簡潔性を求める特殊な表現方法なので、文学やフォーマルな文章で用います。

<参考>
① Sarah stepped onto the stage, her heart pounding.(現在分詞)
「サラはステージに上がり、心臓はドキドキしていた」
② They arrived at the summit, their clothes soaked.(過去分詞)
「彼らは山頂に到着し、服はびっしょりだった」

独立分詞構文を用いた文を読むときは、節(be動詞を補った形)が補足説明をしているかのように意味を捉えるとよいでしょう。
① her heart was pounding「心臓はドキドキしていた」(進行形)
② their clothes were soaked「服はびっしょりだった」(受動態)
pound「どきどきする」 soak「びしょ濡れにする」



B107 私は目を閉じてベッドに横になっていました。
I (          ) in bed (          ) my eyes (          ). (空所補充)





<解答>
私は目を閉じてベッドに横になっていました。
I ( lay ) in bed ( with ) my eyes ( closed ).

<解説>
with one's eyes closed は「目が閉じている状態で」つまり「目を閉じて」という意味です。この形は「with + 独立分詞構文」と考えることができます。with により意味が幾分鮮明になるため、独立分詞構文ほどフォーマルな感じはありません。

<語句>
lie in bed「ベッドに横になる」
closed「閉じて」(形容詞)



B108 私は昨夜テレビをつけたまま眠ってしまいました。
I (          ) asleep (          ) the TV (          ) last night. (空所補充)





<解答>
私は昨夜テレビをつけたまま眠ってしまいました。
I ( fell ) asleep ( with ) the TV ( on ) last night.

<解説>
with the TV on は「テレビがオンの状態で」つまり「テレビをつけたまま」という意味です。この形は「with + 独立分詞構文」と考えることができます。with により意味が幾分鮮明になるため、独立分詞構文ほどフォーマルな感じはありません。

<語句>
fall asleep「眠り込む」
on「電源が入って」(副詞)※形容詞という見方もある

<類例>
① with tears rolling down one’s cheeks(現在分詞)
「頬に涙を流しながら」
② with one's arms folded across one's chest(過去分詞)
「腕組みをして(非協力的・傍観的態度を表す)」
③ with gas prices so high(形容詞)
「ガソリン価格がこんなに上がって」
④ with exams over(副詞)※形容詞という見方もある
「試験期間が終わり」
⑤ with temperatures below freezing(前置詞句)
「気温が氷点下になり」

これらの「with O C」は「OがCの状態で」という意味を表し、C には「現在分詞・過去分詞・形容詞・副詞・前置詞句」などを用います。



B109 私たちは素晴らしい眺めを楽しみながら、昼食をとりました。
We (         d) lunch (          ) (          ) the great view. (空所補充)





<解答>
私たちは素晴らしい眺めを楽しみながら、昼食をとりました。
We ( had ) lunch ( while ) ( enjoying ) the great view.

<解説>
while enjoying the great view は「素晴らしい眺めを楽しみながら」という意味です。分詞構文はもともと意味が漠然としているので、このように分詞の前に接続詞を置いて意味を明確にさせることがあります。ここでは、現在分詞の前に while を置くことによって「~しながら、~している間」という意味を明確に表しています。

<語句>
view「眺め、景色」

<参考>
while ~ing 「~しながら、~中に」は次のように用いることも可能です。
Texting while walking is dangerous.
「歩きながら携帯電話でメールを打つのは危険です」



B110 どうしたのかと尋ねられると、彼女はわっと泣き出しました。
(          ) (          ) what was wrong, she burst (          ) tears. (空所補充)





<解答>
どうしたのかと尋ねられると、彼女はわっと泣き出しました。
( When ) ( asked ) what was wrong, she burst ( into ) tears.

<解説>
when asked what was wrong は「どうしたのかと尋ねられると」という意味です。分詞構文はもともと意味が漠然としているので、このように分詞の前に接続詞を置いて意味を明確にさせることがあります。ここでは、過去分詞の前に when を置くことによって「~されたとき、~されると」という意味を明確に表しています。

<語句>
What is wrong?「どうしたの?」
burst into tears「わっと泣き出す」


<空所内の文字について>
空所内に文字が記されている場合は、正解が他にもあり得ることを示します。しかし、ここでは「みんなの英語道場8」の英文を学ぶことを目的とするため、左寄せの文字がある場合はその文字で始まる単語を正解とします。同様に、右寄せの文字がある場合はその文字で終わる単語を正解とします。

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