【スマブラSP】魔境ロックマンが横Bクラッシュボムの使い方を考えてみた【シャドウフレアに負けない】
ロックマンの横必殺技『クラッシュボム』。
発射して敵にくっついたら、しばらくして爆発する飛び道具。原作愛に溢れた、ユニークな技です。
この技の性能に対してよく言われることがあります。「セフィロスのシャドウフレアで良くね?」と。確かに敵につけるという仕様は同じですし、ダメージもシャドウフレアの方がよっぽど大きいです。
でもクラッシュボムにもシャドウフレアに負けない魅力があり、使いこなせば他のどの技にもない面白い使い方が出来るんですよ。
自分はスマブラSPでロックマンを使ってもう4年。今ではVIP魔境で戦っています。ロックマンを使いこなすために、横Bも長い間研究してきました。
この記事には、そんな横Bオタクがクラッシュボムの使い方を紹介します。この技特有の使い道も詳しく解説するので、ぜひ最後まで読んでいってください。
基本性能:ローリスクに試合を動かせる
まずは、基本性能のおさらいから。
クラッシュボムは発射すると、壁か敵にくっつきます。何にも付かなければ消えます。全体隙は44Fとちょっと大きめで弾速も速くないですが、射程が長く遠くからでも付けやすいです。発射時の判定はものすごく弱く、攻撃を受ければ一方的に消されてしまいます。
そして、攻撃を受けるか、2秒経つと爆発します。爆風にダメージ判定があり、5Hitで合計10%のダメージ。この爆風はロックマンも敵もダメージを受けるのが特徴です。
そしてこの爆風を受けた相手は、斜め上方向に吹っ飛びます。吹っ飛ばしは低いのでバースト択にはなりませんが、この時相手が取る行動を読み、そこに追撃を加えることで、大きなリターンが得られます。横Bは撃墜技ではなく、敵を揺さぶり試合を動かす手段なのです。
もちろん飛び道具なので発射時も爆風も反射され、爆風は吸収もされます。しかしダメージも吹っ飛ばしも低めなので、反射されてもシールド削りが怖いくらいでリスクは低めです。爆風をベヨネッタの下Bで取られて、自分が痛手を負っているときは拘束時間が長くなることには注意しましょう。
ちなみに、復活による無敵時間内にいる相手にも付けることが出来ます。ストックを奪った相手の復活を狙って当てると、ストック序盤の展開が有利になります。積極的に狙っていきましょう。
シャドウフレアは、判定が強くてダメージ%が大きく、球を当てやすいのが強みです。一方、射程が長くリスクが低めで、壁にも付けられることがクラッシュボムの長所となります。単発では強くないですが、応用の効く技と言えるわけです。
さて、ここからは横Bの具体的な使い道について解説していきます。
相手の行動を縛る
2秒後に爆発する仕様を活かして、相手にくっつけ、その動きを制限します。相手の対処法は人によってさまざま。横Bを付けられた相手がどう動いてくるかに合わせて、こちらも動きを変えていきましょう。
自分の経験上、相手がよくしてくる行動は次の3パターンです。
シールドでやりすごす
構わず攻撃しに来る
逆にこちら側に付けに近付いてくる
それぞれの場合で対処法を考えてみます。
シールドでやりすごしてくる場合
ガード漏れを狙って空前or空後
掴んで爆風ダメージを与え、投げからさらに追撃
横Bはガード削りが優秀で、ガード漏れを狙って攻撃を被せるのが有効です。相手に警戒されていなければ、2の方がダメージ・展開面でリターンが大きいので、出来れば掴みを通していきたいところ。
構わず攻撃しに来る場合
飛び道具で払う
シールドでやりすごす
爆風が当たれば相手の動きはそこで止まるので、無理に反撃を狙うよりシールドを使う方が安定しそうです。爆風が当たった後は、相手の吹っ飛ぶ位置を予測して空前や空後などの空中攻撃で追撃を加えると、さらに有利になります。
こちら側に付けようと近付いて来る場合
付け返す
反撃する
追わずに自分で爆風を受ける
ロックマンの機動力と近接戦闘力からして、一度付けられたら追わない方がいいと思います。爆発しそうになったら、シールドするなり、回避するなり、なんとかやりすごしましょう。
上の3パターンからの派生を紹介するだけでも、とんでもない数の分岐があります。しかし、共通して考えるべきなのは、相手に爆風を当て、爆風から追撃して大きなリターンを得ることです。ロックマンは攻撃力が高くないので、このような細かい技を積み重ねてダメージを稼ぐことが大事ですよ。
崖横Bの可能性
崖外に出されて崖展開になった時、射程の長い横Bが役に立ちます。主な役割は次の2つ。
相手に復帰阻止をさせない
崖の斜め下に仕掛けて、事故を狙う
順に解説していきます。
相手に復帰阻止をさせない
崖上ギリギリにつけると、爆発で崖上で待つ相手をどかすことが可能です。これはクッパの崖NBのような、崖上に乗り出す崖展開をしてくるファイターに有効です。
また、相手に直接付けるパターンもあります。これは復帰阻止しようとして相手が崖外に出てきた場合に爆発で遠ざけることが可能で、安全に復帰することが出来ます。
ただし隙が大きいため、あまり崖に近いところで撃つと普通に崖外で復帰阻止されてバーストされます。横Bの発射は、判定が弱いですしね。崖外で横Bを使う時は、復帰択を工夫しましょう。
崖の斜め下に仕掛けて、事故を狙う
復帰阻止してきた相手より先に復帰し、あとから復帰してきた相手に爆風が当たるように仕向けます。
爆風が当たれば崖メテオになり、復帰力が低いファイターはそのままバースト出来ます。これは最高のパターンですね。相手が受け身を受け身をしっかりしていてバーストまで持っていけなくても、相手の吹っ飛びを予測して攻撃を合わせることが出来れば、こちらの復帰阻止展開に持って行けるためこちらもリターンが大きい展開になります。
ここで合わせる攻撃で、自分が最も多く使うのは空下です。メテオが決まればそのまま撃墜出来るため、大きなアドバンテージになります。爆風の拘束時間も長いため、狙いやすくなっています。
この崖に付けられる仕様こそ、シャドウフレアにはなくクラッシュボムだからこそ出来る使い方です。崖横Bには、ロックマンにしか出来ない崖展開を作り出せる可能性が眠っています。さらに研究を重ねていきたいところ。
自爆する
ここでひとつ、おまけ的な使い方をひとつ。横Bの爆風がロックマンにも当たる仕様を利用し、自爆してみるのはどうかと提案します。
「え、自分からダメージ食らうなんてただの自殺行為じゃん」と思った人もいるでしょう。ですがこの自爆が役に立ちそうなカードが、ひとつあります。それが0%からの即死コンボを持つ、ルイージとの対面です。
ルイージの即死コンボは0%からバーストに持って行きますが、その確定帯は0%から10%前後で、実はあまり広くありません。そこで横Bの自爆を活かし、コンボが繋がる%帯から自力で逃れることが可能です。
崖につけるか、相手につけたまま掴んで食らうか。20%、すなわち横Bを2回食らっておけば、即死のリスクが大きく減ります。もちろんルイージはその他のコンボも強いですが、コンボ耐性が低いロックマンなら、即死を回避出来るだけでも実用的なんじゃないかと思います。
高難度:シールドブレイクコンボ
実はロックマンには、非確定ですがシールドブレイクコンボがあります。パターンがいくつかありますが、自分がよく使うのは次のコンボ。
横Bをつける
NBなどの攻撃で削る
横B爆発
上強クリティカル
とても難しく実用的ではありません。横Bの爆発を食らわないように相手に密着し、相手にクリティカルで上強を当てなくてはいけません。警戒されることが多い上、少しでもシールド削りが足りないと割れずに逆に反撃されてしまいます。
その代わりシールドを割れれば当然相手は何も出来なくなるので、決まれば大きなリターンが得られます。シールドブレイクからのバーストコンボもありますが、これも難易度が高めなので、どうするか困ったら下スマフルチャージでいいんじゃないでしょうか。
このシールドブレイクコンボは、ロックマンでトップクラスの魅せコンボです。ほとんど決まらないので、いつか出来たらいいなくらいに思っておくといいんじゃないでしょうか。
まとめ:アドリブ力が試される
この横Bはパターンが多すぎて、今の自分でも的確な判断をすることは難しいです。自分も何年も使い続けて、横Bから展開するパターンを増やしてきました。
この技は経験値が大きく活きる技です。多彩なパターンを頭に入れておけば、とっさの時でも動きやすくなります。最初は地道に振り続けることが大事です。
横Bは隙は大きいけど、通せれば大きなリターンを得られる可能性のある技です。この技をなんとか通して、試合を有利に組み立てていきたいですね。
今回はここまで。
皆さんのロックマンの動かし方の参考になればと思います。