【ゲーム初心者も必見】無印ロックマン、どこから始める?おすすめ3作品を紹介
最近は特に、ロックマンの流れが来ているように思います。『ロックマンエグゼ アドバンスドコレクション』が発売されたり、スマホゲームの『ロックマンXDiVE』がオフラインで配信されて話題になったり。今なお続くロックマンブームに、一ファンとしては嬉しいばかりです。
そんな中で、「無印のロックマンもやってみたいけど、難しいらしいしクリア出来るか不安だし、どこから手を付ければいいのかわからない」という声も耳にします。
自分はロックマンシリーズを10年以上プレイしているヘビーユーザーです。無印ロックマンはFC(ファミリーコンピュータ)で発売された原初の『1』から最新作の『11』まで、じっくり遊びました。
そんな自分が、「ロックマンやったことないけど、最初にやるならどこから始めたらいい?」という疑問に、答えてみようと思います。
よろしければ、ぜひご覧ください。
そもそもロックマンって、どんなゲーム?
ロックマンを操作して次々に現れる敵を倒していく、アクションシューティングゲームです。
ステージを攻略しその一番奥に待ち構えるボスを倒せば、そのボスの特殊武器が使えるようになって攻略が有利になります。
そして最後に登場する悪の親玉を倒せば、ゲームクリアです。
これだけです。シンプルでしょ?
おすすめは『2』、『5』、『11』
初めてプレイするロックマンとして、自分がおすすめしたいのは次の3作品です。
『ロックマン2 Dr.ワイリーの謎』:歯ごたえのある難易度と戦略性
『ロックマン5 ブルースの罠!?』:FC作品トップクラスのクオリティ
『ロックマン11 運命の歯車!!』:最新ハードだから出せる爽快感
これはゲームの難易度と、ロックマンを動かす楽しさの2点を基準に選定しました。以下でそれぞれの作品を紹介し、おすすめする理由を説明します。
今でも人気が高い『2』
無印ロックマンシリーズでは今でも人気の高い作品です。このゲームを実況したゲーム実況者も大勢いますね。昔大流行した『エアーマンが倒せない』の元ネタになったエアーマンも、このゲームで登場します。
このゲームの良いところは、多彩な武器を使い分けて攻略するという「ロックマンらしさ」を特に感じやすいことです。この頃はまだロックマンの性能そのものがあまり強くないため、特殊武器に頼ると有利に戦える場面が非常に多いです。
そのため、通常装備のロックバスターと、各ボスから手に入れた特殊武器を使うタイミングを考える、すなわちステージを攻略する戦略を練る楽しさがあります。
また、BGMもクオリティが高いです。『スマブラ』においてアレンジされた曲も、数多く存在します。
難易度はやや高めです。初見殺しが特に多いので、何度も挑戦してパターンを覚えて攻略していきましょう。
『5』はFC作品屈指の完成度
個人的に最も推したい作品です。自分は無印ロックマンシリーズの中で、この『5』を一番遊んだので、間違いなくおすすめできます。
この作品のロックマンは、姿勢を低くして高速移動するスライディングと、高火力広範囲攻撃のチャージショットが通常搭載されていてハイスペックです。慣れてくると、特殊武器を使わずチャージショットだけで戦うことさえ可能になります。やり込むほどその成果が表れやすいので、楽しいですね。
さらに、ステージのグラフィックやBGMのクオリティが特に高いのもおすすめポイントです。効果音も充実しており、攻撃するだけでも重厚感がすごいです。FC作品の中でも特に優れた作品だと言っていいでしょう。
気になる難易度はロックマンシリーズの中で最もカンタンな方です。ロックマンに触れたことがない初心者でも問題なく遊べます。
現行機で発売された『11』もおすすめ
『11』はSwitchでも発売された、無印ロックマン最新作です。最新作ということで最新の技術が使われており、グラフィックが綺麗で、コントローラーの振動にも対応していて爽快なプレイができます。
この作品のロックマンは最強です。『5』にあったスライディングとチャージショットに加えて、新機能の「ダブルギアシステム」を備えており、圧倒的なパワーと目にも止まらぬスピードで、ステージが攻略できてしまいます。この作品のロックマンを動かすだけで、もう楽しいです。
また、途中にアニメーションを挟むことで、ストーリーも楽しめます。ロックマンシリーズでは例を見ないフルボイスなおかげで、登場キャラの表情が豊かになり、没入感を味わうことができます。
この作品は4段階に難易度の調整が出来ます。最低難易度の「NEWCOMER」なら、ロックマン初心者でも快適に楽しめるくらいの手厚いサポートが用意されています。
ロックマンが受けるダメージが小さく、与えるダメージも大きい
復活地点がこれでもかってくらい用意されている
本来は即死するトゲトラップや奈落がノーダメージ
残基が無限。ゲームオーバーにならない
これなら安心ですね!
ロックマンは難易度が低め
ロックマンというゲームは、FC作品の中では実はカンタンな方です。
「え?嘘でしょ?」っていう声もありそうですが根拠はちゃんとあります。
ロックマンはFCで出た最初期からプレイしやすく作られています。
操作はカンタンだし、難しいアクションとかいらないし、程よく中間地点も置いてある。慣れたら1周に数時間でサクサククリア出来ます。
昔のゲームの多くは、今よりも難易度が高く作られているんです。少ないデータ容量で長く遊んでもらうための工夫ですね。
たとえば、昔のマリオとか結構難しくないですか?敵への反撃手段は乏しいし、滑るし、すぐ落ちる。城までたどり着いても、ゲームオーバーになったらワールドの最初まで戻される。なかなかに理不尽です。
初代メトロイドあたりも優しくない。広大なマップを用意されているのに位置がわかりにくくてすぐに迷子になる。ゲームオーバーになったらリスポーン地点はマップごとのスタート時点で、戻るのがまあ大変。一番ひどいのは体力上限が99だろうと699だろうと、復活したら残り体力30からやり直しなこと。体力補充作業も楽じゃありません。
一方ロックマンシリーズは、何度もプレイすることを前提に作られています。
1周目はボスの弱点武器やステージの構造も何も知らないので、何度も負けまくって手探りで攻略方法を探していくことになります。ロックマンの1周目のクリアには、時間がかかります。
ところが2周目からはそのゲームの情報を全部知っているので、前に苦戦したステージをサクサク進むことが出来るわけです。これにより「俺、上手くなったんじゃね?」という思考が生まれてなおゲームに没頭出来ます。
そんな訳で、ロックマンをプレイしたことがない人も安心してロックマンを始めてみてください。
すべてSwitchで遊べる
無印ロックマンシリーズは、『1』から『11』まですべてSwitchで遊べます。
『1』~『6』:『ロックマン クラシックスコレクション1』
『7』~『10』:『ロックマン クラシックスコレクション2』
『11』:『ロックマン11』をそのまま購入
おすすめした『2』や『5』は、Switchでは単品で買うことが出来ません。その代わりに『クラシックスコレクション1』にFC6作品がまとめられているため、一度買ってしまえば他作品に手を出すことも可能になります。
『クラシックスコレクション2』もSFC(スーパーファミリーコンピュータ)作品の『7』、PS(プレイステーション)版の『8』、Wiiなどで発売された『9』と『10』の4作品をまとめたお得なソフトです。
これらすべてをハードひとつで遊べるSwitchはもう神のハードですね。
自分なりの楽しみ方を見つけよう
さて、ここまで読んでいただいた皆さんがロックマンをプレイしていただき、見事クリアしたあとで、やってほしいことをお伝えして締めに入ろうと思います。
それは、ゲーム内で色々試してほしいということです。
難易度を上げてみたり、使用する武器をロックバスターだけに縛ってみたりとか。
他の無印ロックマンをプレイするでも、根強い人気の『ロックマンX』シリーズや、最近話題の『ロックマンエグゼ』シリーズなど、別シリーズのロックマンに手を出してみるでもアリ。
戦略に富むのか、アクションを磨くのか、人によってロックマンは千差万別。皆さんも、自分なりの「ロックマンの楽しみ方」を見つけてくださいね。
長くなりましたが、今回はここまで。
興味を持ってくれた方は、ぜひロックマンをプレイしてみてください!