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【ゲーム初心者は注意】無印ロックマンシリーズの中で、難しい作品を3つ紹介

無印ロックマンは、レトロゲームの代表格ともいえる人気作品です。数多くの実況者がプレイし、話題に取り上げています。「自分もやってみたい」と思う人も少なくないでしょう。

ところが無印ロックマンは、FC(ファミリーコンピュータ)で発売された作品が多く、難易度が高い作品がいくつかあります。初めてロックマンをプレイする人が高難度の作品に挑むと、クリアできずに心が折れてしまうことも考えられます。ロックマンはストーリーがあまり濃くないシリーズなので、この記事で紹介するような難しい作品は、いったんスルーしてしまっても問題はありません

そこで今回は、無印ロックマンシリーズのうち、難易度が高い作品を3つ紹介します。これからロックマンを始めようと考えている人は、ぜひ参考にしてください。




原点ゆえに粗が目立つ「ロックマン」

いわゆる初代ロックマンです。ロックマンの原点ということもあり、粗が多く難易度も高くなっています。特に難しいと感じる理由は、次の3つ。

  • 武器があまり強くない

  • 一部強力な敵がいる

  • E缶などの、所持できる回復アイテムがない

ロックマンはボスを倒すとそのボスに応じた特殊武器が手に入り、戦法に幅が出ます。しかしボスが6体しかいない今作では、武器の数が少ないです。その特殊武器も、ファイアーストームとサンダービームを除けばクセの強い武器が多く、普段使いに適しません

「2」のメタルブレードや、「9」のレーザートライデントのような便利武器がないのです。そのためロックマンの戦闘能力が低く、道中で苦労することも多くなります

強力な敵が登場することも、難易度が高い理由のひとつです。一度接触しただけで大きく体力を削るザコ敵のビッグアイや、動きの法則性を見抜けないと難敵になるボスのイエローデビルなど。ロックマンの低い戦闘能力が、より際立つことになります。

そして、回復アイテムを持つことができません。すなわち、好きなタイミングで体力を回復することができないということになります。体力が減っても回復するためには、敵が回復アイテムを落とすことを祈るしかありません。低い戦闘力で厳しい戦いが続くのが、このゲームの辛いところです。

武器が少なくストックアイテムもない。武器選択画面が寂しい

なお、セーブ機能も本来はありませんでした。「2」以降の作品では、パスワードによるセーブ機能が搭載されていて、途中から始めることができます。しかし初代ロックマンにはなく、ゲームを始めたら中断せずにエンディングまでやりきらないといけなかったのです。

ただ最近のバーチャルコンソールやコレクション作品では、セーブ機能巻き戻し機能が付いています。そのため、初心者でも安心してプレイできますよ。


中盤のステージが歴代最難関?「ロックマン3 Dr.ワイリーの最期!?」

スライディングが初登場した、FCの作品です。個人的には、無印ロックマンシリーズで最高難易度とも考えています。難しい理由として、次の3つを挙げます。

  • ステージ数が多い

  • 中盤に難易度が高いステージが出てくる

  • 特殊武器の使い勝手が悪い

特殊武器は、またもクセの強い武器が多くなっています。「2」のメタルブレードに触れていると、似た系統で「3」に登場するシャドーブレードの性能にがっかりすることでしょう。特に、ボス戦くらいしか使い道がないスパークショックは、正直産廃と言わざるを得ません

ステージ数も19と、ロックマンシリーズの中では多めです。その長さも難易度もまちまちですが、中盤に登場する4つのドクロボットステージがとにかく高難度。道中が鬼畜で長い上に、ボスも1ステージに2体ずつ登場します。

ゲームオーバーになれば、そのステージの最初からやり直し。当たり前と言えば当たり前ですが、あまりの苦行です。自分はこのドクロボットステージがあるために、「3」のプレイを敬遠しているまであります。

なお、ドクロボットステージ以外の難易度は低めです。E缶や1UPアイテムも道中に豊富に置いてあるので、余裕を持って戦うことができます。ドクロボットステージさえ攻略できれば、後は野となれ山となれ。


ラスボスがすべてをぶっ壊す「ロックマン7 宿命の対決!」

無印ロックマンシリーズでは、唯一のSFC(スーパーファミリーコンピュータ)作品です。全体的に難易度は低めですが、それをすべてぶっ壊す要素がひとつ存在します

それがラスボスのDr.ワイリー。最終ステージのボスラッシュを突破した後に現れ、ロックマンとの直接対決に臨みます。第一形態は問題なく倒せるのですが、第二形態が異常に強いのが特徴です。

こちらの攻撃チャンスが少なく、逆に敵の攻撃がとても激しくなります。攻撃も回避が難しく、何度も戦ってかわし方を身に付けないといけません。

またこの作品は画面が狭く、ロックマンが大きく表示されています。そのために攻撃を避けにくく、難易度をさらに上げている要因になっています。ロックマンを何度も遊んだ熟練者でも、苦戦を強いられることが多いボスです。サクサク攻略して最後の最後にトラウマ級のボスが待ち構える、隠れ高難度のゲームになっています。

このゲームは回復アイテムとしてE缶を4個S缶を1個まで同時に所持できます。いざとなったら回復アイテムをフルに投入して、決着をつけるのも手です。


おまけ:難易度変更ができる作品だと…?

無印ロックマン作品のうち、比較的新しいものだと難易度変更ができるようになっています。Wii作品の「9」と「10」、Switch作品の「11」がこれに該当します。

それぞれの最高難易度は以下の通り。

  • ロックマン9:スーパーヒーローモード

  • ロックマン10:ハードモード

  • ロックマン11:エキスパート

画面は「10」における難易度選択の画面。難易度は3段階

変化点も、各作品によって違います。順に紹介していきましょう。


「9」スーパーヒーローモード:敵の配置が変化する

「9」は難易度を上げると、敵の配置がよりいやらしいものになります。一方で、敵の攻撃力や攻撃パターンは変わりません。

特殊武器が強い作品なので、上手く使っていけばクリアできる難易度になっています。「9」の元々の難易度が、高めではありますが。


「10」ハードモード:すべての敵が強化される

「10」のハードモードは、敵の攻撃パターンが追加されたり、移動速度や弾速が速くなります。ノーマルに比べた時の、難易度の跳ね上がりが大きい作品です。

敵の動きをよく観察し、扱いの難しい特殊武器を駆使して、少しずつ攻略していきましょう。


「11」エキスパート:被ダメージが大きくなるのが恐ろしい

「11」のエキスパートでは、被ダメージが大きくなり、ボスを中心に敵が強化されます。また敵を倒しても、アイテムと交換できるネジしか落とさなくなります

アイテムを活用した上で、ダブルギアシステムや特殊武器などといった、ロックマンの性能をフルに活かさなければクリアは難しいです。エキスパートの名に恥じない難易度調整と言えるでしょう。


人によっては、これらの高難度モードは、FCロックマンの難易度を凌駕する難しさに感じるかもしれません。しかしこれらの作品には、当然ノーマルモードなどの低い難易度が用意されています。まずはノーマルモードをクリアし、そこから高い難易度にチャレンジしていきましょう


まとめ:難しい作品はいったんスルーでもOK

無印ロックマンシリーズは、FC作品から始まったものです。昔の作品は今のゲームほど親切な設計をしておらず、難易度が高くなっています。ロックマンはFC作品の中では簡単な部類ではあるのですが、やはり初めての人は慣れないでしょう。

しかし無印ロックマンシリーズは、ストーリーはあるものの、あまり濃いものではありません。作品同士の繋がりも、それほど強くないです。どの作品から始めてもストーリーを拾っていけるので、難しい作品はいったんスルーしてしまっても構いません

比較的簡単と言われている作品から触れてみましょう。始めるのにオススメなロックマン作品をまとめた記事もあるので、ぜひ参考にしてください。

難しい作品でも、ロックマンに慣れていけばクリアできるかもしれません。遠回しにしてもいいので、いつかすべての作品をプレイしてみてください


今回はここまで。
皆さんもぜひ、ロックマンを遊んでみてください。

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