はじめてのインスタントポット: パンプキンパイ風のプリン
10月末にファーマーズマーケットが終わるときに焦って買いだめしたいろいろな種類のかぼちゃがいよいよ外皮にシワが寄ったりして放っておくとダメになりそうなので、ポタージュにして消費しているが、他の使い道を探していた。少し前にSNSのインスタントポットユーザーグループでは「す」が入らないプリンの作り方が話題に登り、ポットの設定方法がシェアされていた。かぼちゃプリン、やってみるかな。
参照したのはこのページ。だが、もとのレシピよりかぼちゃの分量を大幅にふやしたのと、スパイスを加えたのでプリンというよりもパンプキンパイフィリングに近い。容器の底に敷くカラメルソースは省略した。
まずはかぼちゃの裏ごし
家にあったのは手のひらサイズの小さなバターナットスクワッシュ(ひょうたんかぼちゃ)。深緑色のかぼちゃに比べると皮が薄くなめらかで外皮は皮むき器で剥けた。ワタをとり、2センチ程度に切り分けてざるに入れ、水1カップを底に敷いたインスタントポットで強圧6分。10分待ってリリース。べちゃべちゃに柔らかくなっているので小さなざるに入れてスプーンで押しただけでで簡単に裏ごしできる。かぼちゃのピュレーが1カップ取れた。Just One Cookbookのプリンレシピでは裏ごし後のかぼちゃを1/2カップ(120ml)だけ使うが、今回はかぼちゃ消費に貢献するため1カップ全部入れた。
全部いっぺんに混ぜる
裏ごししたかぼちゃ、全卵3、砂糖大さじ3、生クリーム1/2カップ(120ml)、牛乳1/2カップ(120ml)を泡だて器で混ぜる。レシピにはないが冬のホリデーっぽく粉末のシナモンとナツメグも投入。
プリン容器に移しかえる前に一度ざるで漉す。注ぎやすいようにブレンダーに移しただけでブレンドはしていない。
プリン容器は4オンス(118 ml)のメイソンジャー(瓶詰用のガラス瓶)を使用した。メイソンジャーは使い勝手が良い。加熱直後の熱々でも瓶つかみを使って安全に取り出せる。蓋をかるくのせておくことで中に水滴が落ちるのを防げる。冷めてからきちんと蓋をすれば冷蔵庫の中で瓶を重ねられるので場所を取らない。プリン液を注ぎ入れた結果、瓶6個に納まった。前述通り各容器に軽く蓋をのせておく。
低圧でゆっくり調理
下に水を1カップ入れたインスタントポットに中敷きを敷いてプリン容器を並べる。スチームボタンを押すか、プレッシャーボタンの低圧で8分、調理が終わってから10分待ってリリース。瓶つかみを使って瓶を取り出し粗熱を取ってから冷やす。
林檎のシロップ
うちはプリン容器からお皿にひっくり返すことなく瓶から直接食べることがほとんどなのでソースは後付けで蓋を開けて上からかけたり、糖質を制限したいときにはなにもかけない。カラメルソースもいいが、夏にウィスコンシンで買った林檎のシロップをかけてみる。リンゴもかぼちゃも冬のスパイスとの相性がいい。
プリンにとりかかるまえにかぼちゃの下ごしらえに手間がかかるのが面倒だが、かぼちゃ消費のためなので省けない。かぼちゃをサツマイモに変えて作ったら浅草舟和の芋羊羹のようになりそうだと思った。
材料まとめ
・裏ごしかぼちゃ 1カップ(240ml)
・卵 3個
・牛乳 1/2カップ(120ml)
・生クリーム 1/2 カップ(120ml)
・砂糖 大さじ3
・バニラエッセンス 小さじ1
・シナモン 小さじ1/2
・ナツメグ 小さじ1/4
・トッピング: アップルシロップ
手順まとめ
1) かぼちゃの皮を剥きワタをとって2センチ幅程度に切りざるに入れて、水を敷いたIP強圧6分。10分待ってリリース。裏ごしする。
2)かぼちゃ、卵、生クリーム、牛乳を泡だて器で泡立てないようにしずかに混ぜ合わせる。バニラとシナモン、ナツメグを加えて混ぜる。
3) 2)のプリン液をざるで漉し、プリン型に入れる。プリン型に軽く蓋をのせるかアルミホイルで蓋をする。
4) 水を敷いたIPに簀の子をしいた上にプリン型を並べて、蒸しモードか低圧で8分。10分後にリリース。粗熱をとって冷やす。