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Kitch-iti-kipiの泉
近年行った泉でダントツで面白かったのは、昨夏訪れたミシガン州北部のKitch-iti-kipi(キチイチキピ)の泉だ。水はあおく透明で結構な深さ(12.8メートル)の水底でボコボコ水が湧いている上を大きな鱒がゆったり泳いでいるのが水面からでも見える。
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そんな水深のエリアを何故見れるのかというと、泉にはケーブルで動く木造の屋根付きイカダが浮かべてあって、見物人はそれに乗って泉の対岸まで往復できるから。イカダはセルフサービスで、乗った人が手回しで滑車を回して移動する。イカダの中央部分の床板が開いていて空からの反射光の影響無しで水中を観察できる。グラス無しのグラスボートのような感じ。思い返せばとてもよく考えられた構造だ。建材が木でまわりの風景に馴染んでいるのが良いし、動力が人力だから静かなのも良かった。
Kitch-iti-kipiの泉はPalms Book州立公園の一部だが、この地方は公園外でも人家もまばらで自然がいっぱい。泉を見た帰り道、近くの町Manistiqueのはずれの細い道を車で移動中に前方を黒い大きな動物が左から右へ走って横切り、森に消えた。熊だった。
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