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焦りは禁物(終章)

「これまで正しさについて考えてきてみました。
でも、正しくあろうとすることで、
正しくならないのは何となく分かってきた気がします。」
「そうですか?
そうでもないのではないですか?
正しくあろうとすることで正しくなることはあると思います。
でも全部が全部、正しくなることはないかもしれませんね。
人間ですからね。
所詮はそんなものではないでしょうか?」
「そうですか。
私は求めすぎたのかもしれません。
求める気持ちが空転して、
つまらないことになってしまったかもしれません。
やはり焦りは禁物ですね。
良くないことです。」
「それが分かったのなら良かったではないですか。
それでまた善悪についてでも考えてみてもいいでしょう。
あなたの自由ですから。」
「ええ。
機会があればそうしてみます。
しばらくそうはならないかもしれませんが。
まあ私には自由がありますからね。
好きなようにしていいのです。」
「そうです。
ではまた。」

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吉谷匡将
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