見出し画像

飛騨高山生活 Day1

飛騨高山で1ヶ月過ごしてみる。

Go To トラベルではない。住み込みバイトだ。

オンライン授業で機械と触れ合い過ぎてたことや、京都での知り合いのいない一人暮らしの反動で、突如自然と戯れたくなった。山か海か、気分は断然山。それも涼しいところで過ごしたかった。

漠然とそう思っていたとき、ふと、「HSPに向いている仕事まとめ38選」というタイトルのサイトに出会った。HSP(Highly Sensitive Person:人一倍敏感な性質を持つ人)である自分はバイトをするにしても、続けやすいものや大丈夫な分野が激しく絞られてくる。京都でもバイトを見つけなければと思いながらも、しっくりくるものを探すのが面倒で、結局先延ばしにしてしまっていた(両親すまん!)。書類整理・事務やホテルのフロント等、いろいろな職種が紹介されている中に「リゾバ 」という職業が。

なんだそれ??!

リゾバ とは「リゾートバイト」の略で、寮費、光熱費、食費基本タダで観光地のホテルや飲食店、レジャー施設などに住み込みで働く職業のことを言うらしい。基本的には1ヶ月から3ヶ月といった短期間のものが多く、旅行がてら働けると近年人気が急上昇している分野だそう。

固定された人間関係の中で生きることに息苦しさを感じるHSPにとって、就労期間に「終わり」があるというのはすごく心強く、自然の中で働くこともできるというのがオススメされる理由らしい。

この夏、京都で特別しなければならないこともないため、不安を抱きつつも「えい!」と登録。

オペレーターさんとポンポンと話が進み、登録してから数日で候補地をいくつか送っていただいた。飛騨高山。自分の中では「温泉気分を味わえる入浴剤に登場する地名」という認識でしかなかったのだが、何故か行ったこともないその場所に強く惹かれた。京都から特急1本で行けるということもあって、勤務地は飛騨高山のホテルレストラン業務に決定。

意気揚々と連絡を入れると担当者さんから、「自然は豊かで近くに川も流れてますが、ほんっとうに周り何もないですよ・・・それでも大丈夫ですか・・・?」と確認のメッセージが。どれくらい「何もない」んだろう・・・。「1番近いコンビニでも歩くと2時間以上かかります・・・」う〜ん。一瞬不安になったが、逆に1ヶ月間だけそんな環境に身を置いてみるのも悪くない気がして、快諾。現代はすぐにモノ・情報を手に入れられる、便利な時代だ。それゆえに、そうでない時パニックを起こしてしまう。wifiがつながらない。欲しいものが売り切れていた。「いつも」と違うことに焦り、不安になる。モノや過度の情報で満たされていた自分には、しばしばそういうことが起こる。だからこそ、ちょっぴり荒療治かもしれないが、自然以外何もない、と最初からわかっているところに身を置いてみようと思った。

1日目感想

本当に何もない。早速少々不安になっている自分がいる。しかし、それと同じくらいかそれ以上に、湿った木々の匂いやひんやりした空気、近くの清流の音に癒しをもらっている。部屋の蛇口からは飲料水が出る。美味い。

この1ヶ月、初日と最終日ではどんな変化が生じるだろう。

少しの変化でも、ここに綴りながら、自分と向き合う時間にできたらと思う。

頑張るぞ🔥

天気:晴 気温:20℃



いいなと思ったら応援しよう!