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引退して良かったと思う瞬間
7月12日、U15男子HCへ正式に就任した。
そして、それから1ヶ月が経とうとしている。
どうしたらこの子たちがバスケットボールで上達できるか。
どうしたらこの子たちが人として成長できるか。
毎日、毎日考えている。
引退する前は自分の経験を還元させたり”プロ”のレベルがどれほどのものか、
体験させてあげるのが自分の強みだと思っていた。
自主練習の時に1on1をしたり、時には練習に入って一緒
私という男 #7ライジングゼファー福岡時代
新鮮さよりも懐かしさ
高校生ぶりに福岡の地に舞い戻った私。
そこには新しい感覚はなく、懐かしい感情が先に行く。
ダイス(小林大祐)、
ヤスさん(山下泰弘)、
さっちゃん(石谷聡)、
こもにー(薦田拓也)、
高校時代の先輩たちに
セイヤ(加納誠也)、
城宝さん(城宝匡)、
とそれまで一緒に戦ったことのある戦友がそこには居た。
「移籍」でこれだけ居心地が良いと感じたのは初めてで、
初日
私という男 #6新潟アルビレックスBB時代
2016-1017 新潟アルビレックスBB入団
私が新潟アルビレックスBBに移籍するこの年、それまでJBL、bjリーグとプロリーグが混在していたバスケットボール史に終止符が打たれ、
「B.LEAGUE」
という新しい時代が幕を開けた。
当時、私は熊本ヴォルターズにずっと残りたいと考えていたが、熊本地震の影響で会社として運営するのが難しくなるだろうという話を聞いていた。
その為、私はやむを
私という男 #4三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ時代
母に見送られて
「すいません、これで写真撮って下さい」
2011年3月31日
私と母は新幹線のホームにいた。
スーツを着て母に見送られようとしている私は今、社会人としての門出に立っている。
これから私は"会社員"として、そして"選手"として三菱電機に入社するために新幹線に乗ろうとしていた。
大学4年生に三菱電機ダイヤモンドドルフィンズから声がかかる。
「プロのバスケットボール選手になる
ハビエル・ゴメスデリアニョという男
まず初めに、私は彼の名前を早口言葉で3回言えた試しがない。
同じチームメイトなのに非常に申し訳なく思う。
彼がチームに合流したのはシーズンが始まってしばらく経った10月21日の練習会場だった。
体育館に入るなり一人一人に握手をしながらみんなに挨拶をする彼に最初に抱いた印象は"好青年"。
私のつたない英語を、目を見ながら話を聞き、柔らかい物腰で返してくれる彼は、アメリカとは違った訛りの英語を