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きもの本棚㉕すなおさんの『楽しくなる着付け 100のコツ』*お太鼓は手直してナンボ

コロナ禍にチャンネル数がグッと増えたが十年前に着物YouTuberといえば、木綿着物のトントンさんとはんなり系着付け講師•すなおさんだった。どちらも、進化を続けている。今回はすなおさんの本を片手に八寸帯の正方形のお太鼓にチャレンジしてみた。

さて。猛暑が続く今日のコーデは縞の縮みに合わせる帯揚げを駅ビルで買ったワインレッドに変えた定番の秋の色。

博多織

襟、よーし! 脇、よーし!

続いて、おはしょりの線を整え、余りを帯にねじ込んで後ろのおはしょりのダボダボを前のおはしょりの内側に入れようとした。暑くて補正をしなかったのでくびれの段差でおはしょりの量は増え、その一方で帯はピタッとしているのでダボダボが入らない。ああだこうだと苦戦するうち、腰紐で押さえていた襟先を引き抜いてしまったらしい。裏地がたらんと顔を出し、腰痛持ちの我が夫のサロンシップが頭に思い浮かんで、忌まわしい。半衿付けで余った糸で、ブスッ! 縫い止めておいた。

絹はストンと真下に落ちるけど、薄物の麻は滑らない代わりに裾を捲っただけでもう、皺が。着崩れすると膨張して見苦しい着姿になる。

お太鼓以前につまづく私……。ああ。

動画にもあるように、すなおさんの本にはこんなふうにウッとなってしまった時のコツが100個紹介されている。外出先のトイレでできる範囲なので、あれこれ試してみよう!

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