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訪問着の流行りを七五三の寺社でウォッチング
この子の七つのお祝いに、お札を納めに参ります🎵 父親が愛車のバックミラーに下げていた御守りを返納したくて、千葉県の寺社を梯子した。
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鳥居のそばの栄亀庵というお店で、香り豊かな天ざる蕎麦をたいらげて、草団子を買って、帰って来た。季節は七五三のシーズン。境内のあちこちに、着飾ったお子さんを連れて歩くご家族の姿が…。木綿着物で行かなくて良かったネ。驚いたのは、流行に敏感なママ達。とっても可愛いい感じの、地色がピンクベージュの訪問着を同じトーンの袋帯でまとめた着物コーデのママは「皆様ごきげんよう。」の『美しいキモノ』(去年の)冬号の特集にあった訪問着と、コーデの色合わせがドンピシャなのだ。その後も境内で出会う七五三ファミリーのママ達は、淡いグリーンや水色の訪問着がほとんど。出会った中で、色無地はお一人だけだったし、中には、地色がダークな菫色、なんてママもいらした。
『美しいキモノ』春号の「きものはじめの手引き」あった高島屋呉服売り場への取材によると、近頃ママきものに多い例は、バァバ世代がピンクを着て欲しいと主張し、ママ本人はラベンダーやクリーム色を選ぼうと頑張るが、両者、ピンクベージュに着地する。のだそうだ。同じ春号の「キモ入りトレンド分析」では「これって、ピンク❓」と思うような、黄色やブルーに振った独特なピンク色の付け下げが、展示会にわいわい出てきた、とある。そして、夏号には濃い地にパステルカラーの飛び柄小紋がピックアップされている。バァバ世代に流行ったピンクを捨てずに、どう、取り入れるかがキーになるようだ。
こういう話って、実感を伴わないのでスルーしがち。やや、話は逸れるが、三年前(2020年)の『美しいキモノ』にライフスタイル別着物ワードローブの特集を発見した。
ニーズ別の分類があり…
①七五三などの成長行事➕お茶のお稽古➕ご主人のお供で、控えめな着物が必要
②女性経営者。ビジネスパーティーの勝負服に、着物のパワーを借りたいの。というケース
③そもそも、アートが好きで、アートとして、着物が好きというひと。礼装不要で、休日に美術館や旅先を着物で歩きたい
自分は、どれに近いのかな? 礼装不要なら、③なんだけど…。#みんなでつくる秋アルバム
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菊まつり