好きなモノを好きといえること
本が好き。
一人でいることが好き。
高校生のときは、こんな事言えなかった。
周りの目が怖かったから、根暗だと思われたくなかったから。
学校という世界では、事実にそぐわなくても簡単にレッテルが貼られる。そのくせ、そのレッテルを剝がすことは容易じゃない。だから、何としてでも、普通っていうレッテルが貼られた状態で生きていこうとしていた。
あの時はいつも何かに縛られて、いつも自分の内側じゃなくて外側ばかりに目がいっていた。
だけど今は、好きなことを好きだと言える。
時間はかかったけど言えるようになった。
今だって周りの目は少し気になるけど、それでもあの時よりは自由に生きられている。
私は本が好きだ。
私は一人でいることが好きだ。