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知識があると 世の中がもっと楽しく見える

先日の授業での生徒さんとの会話。
勉強の合間に好きな場所についての話になりました。
「私、博物館って退屈で苦手」
と、その生徒さんは言いました。
私は博物館や美術館が大好きなので、彼女が言ったこの言葉に驚きました。
「あんなに面白いのに、なんで苦手なんだろう?」
その生徒さんによく聴いてみると、
古いものや骨や、訳がわからない絵を見て
何が面白いのかわからない、とのこと。

なるほど。
『わからない』から『面白くない』と言うことだったんです。
私自信も『面白くない』と思っていたことがあります。
そもそも、私は理科が好きではなく、面白くありませんでした。
実験って結果がわかっているのに、なんでやるの?
理科なんて知らなくても生きていけることばっかりじゃん!
そんなふうに思っていました。
私以外にも、そう思っている人も多いのではないでしょうか。
ただ、私はだからこそもっと勉強してみようと思い、
理科の教員養成課程の大学に進みました。
そこで理科を学んでみると、だんだんと実験や考察が面白くなり、
博物館や科学館にもよく足を運ぶようになりました。
知れば知るほど、どんどん面白くなる。
これが学びの楽しさなのだと思います。

さて、先ほどの生徒さんの話の続き。
「でも、宝石の博物館なら面白そう。宝石には興味がある。」
と、彼女は答えてくれました。
彼女は宝石の知識が他の理科分野よりもあり、
面白そう、もっと見てみたいと言う思いがあるということ。
きっと、化石や歴史的なものの知識も増やしていくと
今面白くないと思えるものが、楽しく見えてくるでしょう。
それこそ、宝石の原石を発掘するかのようでワクワクしますね!

ニコニコ動画やYoutubeで活躍する岡田斗司夫さんがこんなことを言っていました。
「ブラブラすることって難しいんだよ。
教養がないと、ブラブラすることってできない。」
街をブラブラと探索することは、
その街がどんな街か、何があるのか
それがわからないとただ歩くだけでブラブラすることができない。
まさに、興味のない博物館や美術館に行っても
ただ通り抜けるだけになるということです。
「あ、これってあの骨じゃない?」
「これは何を表現しているのか?」
「この石はどうやってできたのか?」
知識がないと考えもしないし、見もしませんよね。

『勉強は大切。若い時ほど勉強すべき。』
よく大人が言う言葉です。
理由を聞くと、
将来、良い職業に就けるからと大体の人は答えますが、
私は違います。
「勉強して、知識を増やした方が
世界がもっと面白く見えるから。」
そう、言っています。
私のモットーは
『学ぶって楽しい♪』
知識というフィルターを通して見た世界は
今よりももっと輝いて見えると私は思います。
それは子供だけではなく、大人であっても。
さあ、あなたもまだ知らないことを
勉強してみませんか?
この世界の楽しさを発掘していきましょう!!

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