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学びと実践
お釈迦さまがお伝えされた事の中に四諦というものがあります。
四諦とは、
受け入れる事、諦める事、手ばなすという事であり、
①苦諦
どう頑張ってもどうにもならない事は必ず存在するものだと受け入れる事。
②集諦
どうにもならない事をどうにかしようと抗ったり、
執着し続けるから苦しいという事。
③滅諦
執着を手ばかす事ができれば、
受け入れる事ができ、苦しみが和らぐ可能性がある事。
④道諦
道を求める。
つまり、毎日の生活の中で実践と経験を繰り返す事で、①〜③が腹落ちし、物事の本質が腑に落ちた時に執着を手放す事ができる。
毎日の出来事の全ては執着を手放す修行という事ができる。
という、【苦集滅道】と表現されています。
その中でも、4番目の【道諦】は、
道を追求するという事ですが、
道の追求とは知識的学びだけを指すのではなく、
実践による経験からの学びが重要だと思います。
人間の脳は、自分が経験した事や、実感してきた事の中からでしか理解できません。
例えば、食べた事が無い料理を、
料理の写真だけで見たとしても、
知識としては理解できますが、
味は、味わうまではわからないですよね。
ですので、
ビジネスでも人間関係でもなんでも、
テクニックやノウハウを学ぶだけでは理想の結果を手中に収める事はなかなか難しく、
実際にやってみてどうだったかの積み重ねが必要だと思います。
仏教においてもお釈迦さまは、
すでにその事を悟っておられ、
常に実践を繰り返すようにと教唆されています。
ですので、
お釈迦さまの教えは実績の教えなのです。
経営者として結果を出されている方は、
仏教を学ばれたり、晩年には出家されたりする方が
よくおられます。
有名な人だと、京セラの会長で、その昔、
経営破綻したJALをわずか3年で再上場させた、
稲盛和夫さんがそうです。
個人的には、日本の3大経営者は、
松下幸之助さん、稲盛和夫さん、船井幸雄さん、
だと思っているのですが、
この3人の方の特徴は、とにかく実践の人という事。
皆さん、書籍で言われている事にも共通点があるように思います。
実践を極められた人は、やはり、
同じ境地に辿り着かれるようです。