フェス初体験!初心者が参加して思ったこと、考えたこと。
32年間生きてきてライブに行ったことがなかった。でも好きなアーティスト(Nujabes,ONE OK ROCK,UVERworld,三浦大知,YONA YONA WEEKENDERS)は何百回とリピートして聞いている。
2023年に誕生日のお祝いで友人からONE OK ROCKのライブのチケットをプレゼントされたことがきっかけで初めてライブに参加することになった。(ありがたい話である。感謝感激。)
そして、今回の1CHANCE FESTIVALが人生4回目のライブで、フェスは人生初だった。
ワンチャンフェスが終わった後の飛行機で、高揚感に包まれながらライブを振り返ってみた。
ライブの面白さはアーティストのMCや観客との向き合い方を通して普段は聞けない各アーティストの「想い」や「スタンス」を生で聞き感じられるところにあると思った。(三浦大知さんは声量が大きいと自負していて、トイレまで聞こえるから心配しないで!とユーモアがあった。そして、雷が鳴って中断した時も配慮の言葉をたくさんかけてくれて謙虚で優しいなと思った。そして何より自分もめちゃくちゃ楽しむスタイルで好感がもてるなあなど。ORANGE RANGEはとにかく盛り上げ上手。MCの時に観客を巻き込む上手さが天才的だった。)
音楽そのものの機能としての価値だけではなく、ライブによって意味が付与される。それがライブの付加価値だと思った。
そうすることで、音楽に対する自分なりの解釈が生まれたり、楽曲に対する深い感動やアーティストに対しての共感が生まれたりする。
ライブ中もちろんだが、普段の生活に戻ってもライブで聴いた曲を聴くと高揚感に包まれ続けることができる。二度美味しいのがライブの良さかなと私は思った。
そしてフェスはわずか2日の間にたくさんのアーティストの「想い」や「そのフェスに参加するに至ったきっかけ」「音楽へのスタンス」などを知ることができるので、何度も心が揺さぶられる瞬間があった。1回で13アーティストの参加背景や音楽への想いが知れるなんて贅沢すぎる。
こんなに面白いことをなぜ今までしてこなかったんだろうかと後悔している。
そして次回、運良くチケットが取れた時のために振り返ったことを備忘録として残しておこうと思う。
1.国内旅行は日本のサイトを使う
熊本に前日入りしたくて18:00に仕事を終わらせて新大阪から鹿児島中央行きのみずほに乗り込んだ。
事前抽選で最前列の席に当たったUVERworldの曲を歌いながらビール片手にウキウキで向かう。というのも6号車のグリーン席にはわたし=テンション高いおっさんが一人だった。なんて最高なんだ。
するとこんなアナウンスが。
「午後8時39分ごろ、熊本ー新玉名間の上熊本周辺で新幹線が人と接触したとの連絡があり、この列車は小倉駅で長時間止まります」
なんだって・・・。しかも今年初の九州新幹線の人身事故。さらに30分後にこんなアナウンスが。
「この列車は博多止まりに変更になりました。博多から先には行きません。」
なんだって・・・。熊本のホテルキャンセルしなければ。そして博多のホテル予約しなければならない。
熊本のホテルにキャンセルの電話したところ「海外のサイト経由でご予約されているのでキャンセルはできません」
なんだって・・・。スペインとフランス旅行で使ったbooking.comで予約をしたのだ。普段なら国内の旅行アプリを使うのに・・・。キャンセル出来ず、2万円はさよなら。
理由はなんであれ、当日キャンセルは出来ないところも多いと思うが、交渉の余地が残されるのであれば日本の旅行サイトを使った方がいいと思った。
2.フェスは汚れてもいい服、鞄、スニーカーでいくこと
翌朝7:00に起きて、熊本行きの電車に乗り込み、熊本のホテルで友人と無事に合流。フェスに行く準備のため着替えをしていたら、「お前どこ行くつもりやねん、その格好」と半笑いでいわれた。
わたしが「?」って顔をしていると「フェスは前に行くほどもみくちゃになって汚れるし、汗もかくから、汚れていい服と鞄を買え!サンダルは脱げるから靴と靴下も買え!日陰も少ないから帽子とサングラス買え!ついでに日焼け止めも買え!」と説明を受けた。
「アホちゃうか」みたいな態度で言われたので私は内心「知らんがな!!!」と思ったが、「絶対後悔する!」という友達のアドバイスを信じて、9:00にドンキホーテがオープンするみたいなので一式買うことに。
ショルダーバッグ、サングラス、水着、ランニングタイツ、スニーカー、靴下、帽子を調達!全部で15000円!全部揃って感動。
ドンキホーテに行った結果が下記の格好(左)
もみくちゃなって足も踏まれて、汗だくになったので、友達のアドバイスに従って正解だったと思った。私はアホである。フェスに参加する前に調べるくらいはしておけというはなしである。1日目が終わって、来ていた服は風呂で全部あらって、エアコンで乾かして2日目も同じ服装で会場に向かった。
3.3泊4日で旅程を組もう
フェス2日目(8月25日)はONE OK ROCKがおわり次第、車で来ている友達に福岡空港まで送ってもらう予定だった。18:00頃に会場を出て、20:00には空港について、21:00の便に乗るという目論見。
しかし、三浦大知がEXCITEを歌う直前に落雷で1時間の中断のアナウンスがあった。その後のスケジュールが押してしまいONE OK ROCKが終わって車に乗って時計を見ると19:00。Googleマップで福岡空港の到着予定時刻を見ると20:40。飛行機の搭乗時間に合わない。
Peachのサイトで事前チェックインを済ませたら20分前まで大丈夫というと友達の言葉を信じて、車を飛ばして20:35に福岡空港に到着。保安検査所に20:40に到着して、なんとか乗ることができた。
精神衛生上悪いし、ゆっくり楽しみたいから、来年も1CHANCE FESTIVALのチケットを入手できたら3泊4日(金土日月)で行こうと思った。
4.会場まではタクシー 一択
個人的にタクシーで会場入りするのがおすすめだと思った。熊本の繁華街である花畑町付近から1CHANCE FESTIVALの会場である熊本県農業公園カントリーパークまでは4000円程度。2人で行ったので1人2000円。
駅まで歩いたり、コンビニでしか発行できないシャトルバスのチケットをわざわざ買うといった煩わしさを考慮に入れるとタクシーがコスパ良すぎないか。
車で会場に行く場合はX(旧Twitter)で会場近くに住んでいる人が貸し駐車場をやっていることがあるのでXで調べて連絡してみるのもいいと思う。
友達が借りた駐車金額は1回3500円だった。中には7000円のとこもあるみたい・・・。
5.会場への近道
会場へは誘導係の方から基本的に赤のルートで案内をされる。ぐるっと回り込むルートで遠いし、人は多いし、道は細いし、なかなか前に進まない。
青のルートは直線ルートなので、遠回りしなくてすむし、人も少ないからサクサク進む。でも国道沿いで交通量が多く、歩道もないのでお子さん連れなどの方にはおすすめできない。2つのルートを試しが、青のルートの方が、肌感覚だが2倍速くらいで行けた気がした。
最後に
今回のフェスは事前準備とリスク回避ができてなさすぎて自分にイライラしてしまった。結果的に全てなんとかなったから良かったものの、初体験の事はもう少し調べたり、人に聞いてみようと反省した。
アーティストを見ていると、自分の目指したいというものにしかなれないと思ったし、自分の目指したいことが明確であればそれ以下のものにもならないのかなと思った。つまり自分の目指すことが明確であればあるほど、そうなれる確率が上がるのかなと。MCを聞いたり、ステージの各アーティストのスタンスをそんな事を考えた。